私は何十回、何百回と読み込んだ大好きな本の世界へと転生してしまったらしい。
「やったー!!」
と、歓喜したのも束の間、登場人物たちの自分に対する態度に違和感を覚えた。
「初対面なのにその態度、失礼じゃない?」
どうやら物語の
悪役令嬢が転生者で、幼少期から登場人物たちとの関係改善&断罪ルート回避の行動をとった結果だったようだ。
「でもさ。私、何にも悪くないのに……いったい何なの?」
勝手にビビリまくる悪役令嬢にも、それを鵜呑みにし決めつけて、必要以上に冷たく接する登場人物たちにも腹が立ってきた。
「そんな奴ら、こちらから願い下げよ!!」
邪険に扱うなら無視するまで。もともと登場人物全員から好意を寄せられるなんて面倒くさくてかなわないと思っていたし。
私は“たった一人の人”に想われたい。
物語で私と結ばれるはずの王子は、今や婚約こそしていないが悪役令嬢を大切にしているようだし、最初から警戒心丸出しの態度に好感なんてあったもんじゃない。その取り巻き然り。こちらこそ興味ないわ。
こうなったら、物語と関係のない“たった一人の人”を探してやる!
主人公チートを振りかざし、物語と違う人間関係を作り上げていこうと思っていたのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 07:03:43
103081文字
会話率:36%
私の名前はエリスです。
孤児院で過ごしていたら父親を名乗る男爵家の当主に引き取られました。
名字が付いた事でこの世界が前世で遊んだ乙女ゲームの世界で私はヒロインだと気が付きました。
しかし悪役令嬢も前世の記憶が有るのに気が付いた私の反応とは
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 18:00:00
1107文字
会話率:20%
悪役令嬢が転生者だったことを断罪イベント中に思い出したけど、そこはバグが大量発生するタイプの乙女ゲームの世界だった話。
最終更新:2023-11-22 14:03:27
4312文字
会話率:12%
家庭用ポータブルゲームの全年齢対象乙女ゲーム『ヒロインと悪役令嬢』、通称『ヒロ悪』。ヒロインの名前は『エリアーナ・ロイシュテル』。容姿は150センチでつつましスレンダーな小柄な体型。髪は肩につく程度のピンクブラウンに丸いエメラルドグリーンの
瞳の少し幼げな顔立ち。ゲームスタートの年齢は15歳。元は平民として暮らしていたが、10歳の時に母親の弟、つまり叔父によってロイシュテル伯爵家へと引き取らる。父はエリアーナの物心がつく前に、母も8歳の頃に亡くなってしまったが引き取られるまでは貧しいながらも持ち前の明るさと周囲の人達の助けもありたくましく生きてきた、という設定である。
そう、そういう設定であった。公式にエリアーナがヒロインとなっていて、公式に悪役令嬢が主人公だった。これ、大元の話ってどうなってたっけ…。
…よし、とりあえず思ったように生きてみよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 12:00:00
9328文字
会話率:24%
アメリアは前男爵と使用人だった母との間にできた子供。母とふたりで暮らしていたが母が亡くなり現当主である異母兄に引きとられる。平民にも貴族にもなりきれなずそのどちらにも否定され続けるアメリアだったが周りの人の優しさを受け止め前向きに生きる。
一方その頃公爵令嬢であるイリスは自分には前世の記憶があり、ここが乙女ゲームの世界でイリスは悪役令嬢であると思い自分のこれからを模索する。
もしもヒロインもヒーローも真面目だったら。というお話になる予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 16:00:00
57125文字
会話率:37%
若くして病死した主人公は寿命をまっとうしたご褒美に異世界トリップ、転生なんでもしていいよと神様に言われる。
――だったら絶対乙女ゲー世界にトリップ!!と乙女ゲー世界にトリップしたら、ライバルキャラがなんと転生者の完璧令嬢だった!
ストーリー
はすべて把握、性格もめっちゃよくて、学園の天使。
いつの間にか主人公からライバルポジに。これじゃ全然ご褒美じゃない……。
主人公は攻略対象を攻略できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-04 07:16:54
6265文字
会話率:23%