大正14年。4月から女学校に通う予定の柳原 笑美子(やなぎはら えみこ)は叔父の蓮次郎、同居人の惣佐が暮らす家へと下宿することとなった。売れない作家の蓮次郎は代書屋業も兼ねており、その恋文が人の心を伝える手助けをする様を見る中で、笑美子は蓮
次郎と惣佐の関係にも徐々に感づいていってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 11:44:25
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会話率:34%
翻訳家として働いていた早瀬桜は、突然異世界へと飛ばされた。
神様らしき人と出会った記憶は定かでは無いが、幸いにしてこの世界のありとあらゆる言語の読み書きが出来る能力を手にしていた。
ある日、村に住む一人の女性から相談事があると言われて話を聞
くと、意中の男性に告白したいが、上手く伝えられないという内容であった。
男性を前にすると、口が上手く動かないと聞かされ、打開策を練る。
そして早瀬桜は、女性から男性に伝えたい内容をヒアリングし、手紙をしたためる事にした。
これが後に、サクラの恋文屋と呼ばれる様になる店の始まりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 19:00:00
5650文字
会話率:25%