2010年2月14日バレンタインデーに東京都庁に知事宛の1通の速達郵便が届いた。
日曜日だったので、封書は翌日まで開封されなかった。
月曜日に知事室の女子職員の手で開かれた封筒の中から出てきたのは、東京都の水道に毒物を混入すると書かれた便
箋だった。
この女子職員は隣の独身男性社員にこの便箋を渡した。
これが東京都民をパニックに陥れた事件の始まりだった。
犯人の狙いは何だろう。
大金を狙っての犯行か?
それとも他の狙いが有るのか。
過去に大阪府警と食品各社を翻弄した「怪人21面相」が東京都と警視庁を相手にした新たな事件の始まりである。
事件の真相は作者にも予想出来ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-27 17:38:40
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