丑三つ刻に開店し、卯の初刻に閉店する食堂「急急如律令」。
立地は幽世の一等地。現世に一番近い、そんな場所。
その食堂に普通の「人間」の客は来店せず。
いつも来るのは「妖怪」のお客さん。
そこで店主を務める『空木崎 昇』は今日も客の
為に料理を振舞う。
九尾のお姉さん『玉藻』が仕入れた食材で、客のリクエストに合わせ。
現世へと渡りたい、という妖怪の欲求を満たせるような、そんな料理を。
隔日投稿を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 17:00:00
82961文字
会話率:39%
さよなら平成
『令和』を最初見た時に『りょうわ』と読んだオタク女。
でも、桜より梅が好き。
最終更新:2019-04-13 21:25:34
1058文字
会話率:19%
晴明神社包囲事件。一九七三年。京都にある、陰陽師安倍晴明を祀る神社・晴明神社に魑魅魍魎が包囲するという前代未聞かつ空前絶後の大事件が発生した。現れた妖怪ほとんどが地獄に住まう鬼どもで、晴明神社に祀られているという晴明秘術伝を狙ってどこからか
大量出現した。この年が特別な年であったのか、黄泉の国とつながったかの如く鬼が溢れ出し、京の街はたちまち大混乱に陥った。
妖怪の存在を隠しきれなくなった日本政府は、公に妖怪の存在を発表した。また、妖怪の驚異から人々を守るために第一次急急如律令を発令する。これにより、もともと天武天皇らが極秘とし独占されていたとされる陰陽術を世間一般に広げ、数が少なかった陰陽師の数を増やそうと動きを強めたのが一九七八年である。
そして現在、陰陽師学校が多く設立される中で、とある陰陽師学校の頂点を取り、現役陰陽師へならんとする二人の少年が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 21:44:50
30361文字
会話率:32%