大腸ガン腸閉塞で入院するも、39.6度の高熱が襲いかかる。白血球が6万を越え、白血病が疑われた。次は前立腺ガンマーカーのとんでもない異常値。4以下が正常だが、36という9倍の数値。
トイレに行こうとして足が滑り、転倒し頭を強打し朦朧(もうろ
う)となる。
ガンは痛みとの闘いであり、本当の痛みは声が出ない。末期ガンにモルヒネを使う理由が理解できた。
入院生活6週間をベッドで寝ながら、携帯に書き綴るドキュメンタリーである。
人は一人では生きていけないし、誠心誠意で面倒見てくれる看護師たち。そうでない人も、少なからずいるのは神のご愛敬だろう。
現実に起きたこと、思ったことをそのまま書き流す事実小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 15:32:17
30049文字
会話率:34%
京都人はイケズ(意地が悪いさまを表す関西の言葉)だと言われる。その根拠は表裏があるからだという。はっきり感情を顕わにしてくれたほうがすっきりするじゃないか! とか。そういう糾弾に出合うと、つくづく日本人は薄っぺらくなりにけりと哀しくなる。そ
してウンザリする。
けれどわたしは発言者に対してウンザリ顔を見せたりしない。なぜってそれが京都式だからだ。根拠のない言いがかりにも「そうでっか。そら、すんまへんでしたなあ」とにっこり笑うのが彼らである。すなわち世知に長けている。それは相手への思い遣りでもあり、心地いい人間関係を構築するうえでの常識。大人のマナーだ。京都人をイケズ呼ばわりするのは実社会を知らない若ゾーの言い種といえよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 15:54:55
3232文字
会話率:2%
ある日エレノアが思い出したのは炎上してたゲームの悪役令嬢になっていることだった。
悪役令嬢が死ななければこのゲームは完成しない…
私の愛したこの国は救われない…
ならば悪役令嬢らしく気高く美しく処刑されてみせますわ!
来るその日の為に私
は、冷たく微笑んでみせましょう
来るその日の為に私は、優しく思い遣りましょう
来るその日の為にわたくしは、わたくしは…
わたくしはしょけいされなくてはいけないのに…
どうしてしょけいされなくちゃいけないの…
だれか…たすけて…こわい…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 02:15:40
587文字
会話率:40%
「娘の担任のウ○ギイヌがね、ホームルームでこう言ったらしいのよ」 嫁がそう語り出した担任教師の神対応。その教師としての実に立派な思い遣りに満ちた行動に感服した俺は、次の瞬間、思ったのだ。「……で、何でウナギイ○なの?」 うちの嫁はアダ名のセ
ンスが秀逸過ぎ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 22:47:47
593文字
会話率:39%
優しさ、思い遣り、人間だからこそですね。
最終更新:2019-08-11 23:49:37
1706文字
会話率:22%
親友6人が織り成す学園ストーリー。
様々な愛のカタチ、友情のカタチ、思い遣りのカタチ。。。
白黒つけたがる世の中にあって、
グレーで在る事のもどかしさや大切さを
考え、感じ、また楽しんで頂けましたらば幸いです。
LGBTQ等に差別的な方の
閲覧はオススメ致しません。
また、そういった描写や一部残酷な描写もある為、
R15指定とさせて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-29 23:55:18
51852文字
会話率:59%
”わたしたちがおばあちゃんたちと同居する理由。それは家族ごっこをしたかったからじゃない。そうしなければ、生活できなかったからだ。”91歳のおばあちゃんの危篤を知り、どこか肩の荷が下りたように感じる加奈。これでやっと虚しい生活から抜け出せると
確信する彼女だったが、おばあちゃんとの面会は、彼女の幼い記憶を呼び覚ます。果たして彼女が下す決断は。/”おぎゃあと産声をあげて生まれ落ち、冷たい棺で見送られる人の一生。その命の炎を管理するおれたち医師に、いったい、なにができるか。”古典に明るく思い遣りの心を持った医師の赤崎のまえに、91歳の心停止患者が運ばれてくる。なにが患者のためか。苦悩する赤崎のまえに浮かびあがる想いとは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 21:25:28
19949文字
会話率:47%
ベニテングタケは、キノコの仲間。そして、食べると怖い毒キノコ……のはず。(「パブー」へ重複投稿しています)
最終更新:2018-10-18 17:05:47
1733文字
会話率:42%
大吾は、六十五歳で死んだ。
目覚めると そこは、少年時代を過ごした母の実家だった。
夢かと思ったが、どうやら中学生に逆戻りしたらしい。
頭の中は元のまま、身体は五十年前の初々しい少年であった。
彼は六十五歳までの記憶と知識を元に 再び人生
を歩き始めた。
高校生活での恋人との別離。
四十数年前、想いを馳せた人との再会。
そして悲しい彼女の死。
そして戻ってきた恋人との幸せなエンディング。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 00:04:22
178422文字
会話率:26%
女の子のちょっとした心の動きを綴ってみました。
最終更新:2016-07-16 01:02:08
200文字
会話率:50%
君島という男が、人生を懸けて大切にしたかったもの…友、友情、彼女、愛情、妻、子供、家族、他人への優しさ…人にはたくさんの選択肢がある。君島だけじゃない。友は、彼女は、家族は、何を選ぶのか。そして、その選択の先には何が待っているのか…君島にと
って本当に大切なものはなんだったのか。誰しもが一度は考える自分にとって大切なもの。君島という男も必死で見つけ出します。みなさんも一緒に見つけていってください。誰もが死ぬ間際まで、優しく思い遣りのある人間でありますように。
by 水沢 和則折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-25 22:35:38
4010文字
会話率:64%
隣に住む同級生の秋庭慶は、あたしの幼馴染。ずっと一緒にいたからか、お互いに『異性』を意識した事が無かった。だけど、慶を意識している女の子達の出現で、あたしは慶と少し距離を置いてしまうようになった。そんなある日、慶のお母さんが入院してしまい、
あたしは放って置けなくなって……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-27 00:18:55
243489文字
会話率:44%
人減らしが常態となり、人として働くことが無理になった職場を辞した彼は、8年間にわたる自分の実務経験さえあれば、復職など簡単にできると思っていた。しかし、求職活動を初めて3ヶ月の間に彼が得たものは、10を超える企業からの不採用通知、しかも全
て書類選考での不通過という、不名誉な記録だった。
俺は会う必要のない男なのか。行き詰まり、不機嫌の迷路へ迷い込んだ彼は、ある日不思議な仕方で彼女と出会う。自分の物語を紡ぐのを手伝って欲しい、彼女はそう依頼してきた。そうは言っても。全く論理的でない状況の突発に彼は度肝を抜かれるが、結局は彼女の手伝いを承諾する。
彼女の未来という物語を紡ぐ苦労の中で、他者を思い遣り、共感し、石化した彼の心は次第にほぐれていく。そして彼は、遂に彼女のこれからを紡ぎ上げるが…
不思議と共感と、小さな成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-26 21:22:39
15699文字
会話率:6%