スラム街で家族と慎ましやかに暮らしていた私が思い出したのは……現代日本で生きた記憶だった。
快適な生活を思い出してしまったせいで、今までは気にならなかった酷い環境がいちいち気になってしまう。
前世の記憶なんて思い出さなければここで幸せに生き
ていけたのに!前世なんて思い出したくなかったよ!
さすがにこの酷い環境は無理だ。ドブ臭い吹けば飛びそうなボロい小屋で虫と共同生活なんて、元日本人の私には耐えられない。
せめてもう少しだけ快適な生活を、外壁の外であるスラム街じゃなくて街の中には入りたい。そんな少しの望みを持って行動を始めたら、いつの間にかこの世界の重要人物になっていて……?
私は平穏に暮らしたいだけなのに!!
この物語は人並みの幸せを求めた少女が、いつの間にか救世を望まれる重要人物になってしまう物語です。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 20:20:00
596614文字
会話率:56%
ミカル・アルタニアは孤児だった。誰から生まれたのか、どこから生まれたのかわからない。養護院で過ごしている子供はみんなそうだった。ミカル・アルタニアもその中の一人に過ぎない。けれど、彼女は特別だったのだ。人よりはるかに強い霊力を持った彼女は
15歳になった年、聖女になった。
そして、聖女となってはじめて祭壇に祈りを捧げた時、全てを思い出した。
悲しい過去だった。
無垢なあなたに色をつけたの。無知な私が。
こうして始まった悲劇が今も貴方を苦しめている。思い出してよかった。忘れてはいけないの。だってあなたがずっと苦しんでる。
でも思い出したくなかったの。だって今の私に何が出来るの?私の力は貴方の傷にしかなり得ない。でも思い出してしまったから。だから、私は貴方の元へ。
魔王である彼を解放する為に、ミカルは彼に会いに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 14:47:34
23560文字
会話率:28%
思い出したくなかった。でも思い出してしまった。
部屋の大掃除をしていたとき、卒業アルバムに挟まれていた一枚の押し花。
白い宿根草。クリスマスローズ。
花言葉は【私を忘れないで。】
最終更新:2024-01-24 06:31:21
6971文字
会話率:33%
記憶を失い、自身の存在すらを失ってしまった少年。少年は両親や友だち、周囲の人に心配をかけないように振る舞うが、次第に偽りの自分に絶望感を感じてしまう。
時は流れ、高校生になった航だが…、記憶を失ったことに対するコンプレックスは強まるばか
り。自分の存在すら否定していた。そんなある日一人の男子高生が転校してくる。その男子高生は航とは対照的で、気性が荒く喧嘩上等。気に入らないことがあると、すぐに手がでてしまうのが理由で高校を転々としていた。しかし、あることをきっかけに2人は意気投合し、友だち関係になる。2人の性格は違えども、どこか似ている境遇に共感を覚える。
2人のことは、瞬く間に学校中に知れ渡り、鬼と仏にまで異名を取られるようになり、周囲の反応も次第に変化してきた。そんなある日、校内でも話題に欠けない品行方正、成績優秀、スポーツ万能と完璧な女と定評のある1人の女子高生と出会う。しかしながら、他人のことは我関せずいった変わり者で、友だちと呼べる人はいなかった。2人はひょんなことからその女子高生と仲良くなり、さらに話題性の大きくなった3人組となる。
航にとって2人はかけがえのない存在となり、もう過去に縛られない自信が着いてきた。しかし、あることをきっかけに過去の出来事を思い出すこととなる。それは、航にとって思い出したくなかった過去であった。そして、自分の不思議な能力がことの発端であったことに気付く。更に悲しい出来事が重なり、航はまた昔の自分に戻ってしまう。しかし、それを救ったのは紛れもなく2人だった。
3人の友情を描いたストーリーです。結末は少し悲しくなるかもです。一人一人の勇気付けてくれることばや仕草に注目してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 08:32:26
3380文字
会話率:69%
なんの前触れもなく自宅を目の前にして
突然命を落とした1人の女子高生。
そんな女子高生は気がつけば赤ん坊の姿に
なっていた........。前世の記憶つきで。
死んでからと転生までの間が短すぎて若干
思考が赤ん坊とはかけ離れていたが、第二の
自分を
受け入れそのままスクスクと成長。
小学校に上がる頃に隣に越してきた男の子の
名前を聞いて、自分が前世で描いていた
漫画『恋心』の登場人物、井口真由に転生したということに気がついてしまうーー....。
自分の黒歴史と、この真由はかなり報われない
恋をしていたことを知りなんとかその未来を
回避しようとフラグを折りまくる。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-03 18:53:20
1365文字
会話率:4%
かけ過ぎた香水、派手な服装。
あの時とは変わった彼女に、私は出会ってしまった。
できれば会いたくなかった、思い出したくなかった過去の出来事。
一度起こしてしまったいじめは、いくら償っても償いきれることはない。
でもーー
私は消し去りた
い。
人はどこまでも自分本位だ。
利己心のために彼女が選んだ結末とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-15 13:36:50
7551文字
会話率:19%
作者の実話です。
できれば思い出したくなかった
最終更新:2012-07-16 21:15:35
464文字
会話率:0%