幼い頃から時代劇が好きだった青年、御剣刀悧(みつるぎとうり)。彼はブラック企業で働いていたことによる過労と睡眠不足でうつらうつらしていたところを、電車に撥ねられて死んでしまう。その後、真っ白い世界で女神と出会った刀悧は、【剣豪】の能力を与
えられて異世界に転移した。
気が付けば見知らぬ森の中にいた刀悧は、三日三晩さまよって行き倒れてしまう。そこに通りかかったのは巫女装束の少女と、忍者装束の少女の二人組。おにぎりを恵んでもらって生き返った刀悧は、彼女らと行動をともにすることになった。
二人は「浪人」という職業の、魔物退治などを請け負う何でも屋だという。二人とともに近くの村まで行った刀悧は、そこで小鬼と呼ばれる魔物を相手に薙刀や苦無を振るい、治癒の術や火遁の術を駆使して戦う少女たちの姿を目にすることとなる。
だがそんな折、想定外の事態が二人の少女を襲う。窮地に陥った少女たちを救ったのは、先刻彼女らの前で行き倒れていた青年だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 11:08:22
22151文字
会話率:30%
お嬢様学校に通う秋野和奏(あきのわかな)は、校内でも人気のイケメン女子高生。
彼女の将来の夢はアイドルなのだが、家が空手道場なので、男っぽく育てられてしまった。
そんな時、近所にアイドル事務所が近所にできるということで、和奏は思いきって入
所を決意をする。
――だが、その事務所の社長は元ヤクザだった。
彼の名前は榊原京史郎。『抹茶色の悪魔』の異名を持つ喧嘩最強の青年。
本人は「更生した」と言っているが、緑色の派手な頭と、口の悪い性格。どう考えても反省の色は見られない。
しかも、過去に因縁のあった極道連中の方々が、定期的に襲撃しにくるという有様だった。
彼と共にアイドルを目指すも、元極道ということでトラブルが頻発。
だが、そんな彼のもとに集まってくるアイドル候補も、只者ではなく『忍者(くのいち)』や『サイコパス』など、
極道にも引けを取らない女の子たちが入所してくる。
極道をやめ、本気でまっとうなアイドル事務所を目指す京史郎だが、過去の因縁のあった連中によりライブを妨害されてしまう。
ゆえに、事務所のメンバーで極道と戦うことになった。
アイドル好き。アクション好き。バトル好き。極道モノ好き。
少しコミカルで、少しバイオレンスな作品です。
暴力描写が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 19:02:05
134105文字
会話率:56%