【百万文字も読めないアナタに朗報、現在幼イフの圧縮版をノベルアッププラスさんで公開中です。位置付け的には此方が正史ですが。】
後に生贄ゲーム事件と名付けられたその事件は、被験者少女二人を誘拐監禁し、殺し合わせるという残忍極まり無いものだっ
た。
その四件目の被験者として選ばれた少年石竹緑青は代償として記憶を失いながらも、その生贄ゲームから生還する事となる。
それから七年。
生贄ゲーム事件の犯人逮捕に貢献したものの、一時的に日本から姿を消していた幼馴染の英国美少女が再び彼の前に姿を現わした。
黄金の輝きを持つ彼女が彼にもたらすものとは一体何なのか?
過去に起きた事件が様々な人間に暗い影を落とし、各々の思いが交錯する、心に傷持つ者達の青春群像劇。
事件被害者達を中心に紡がれる深淵系青春アクションミステリーここに開幕。
血は流れ、想いは運命を斬り拓く。
罪とは何か?
今、我々は試されている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 06:00:00
1577782文字
会話率:46%
その都市を囲む霊樹の森林は死者と生者を繋ぐ結界でありまた牢獄なのである。遠い遠い伝承の中に存在する逸話。この世界とは表裏一体、光と影が隣り合わせとなって世界は廻っているとされている。生者の世界と死者の世界。決して交わる事の無い世界。その二つ
の世界を繋ごうとした者達が居た。神の血を引くとされる彼らは霊樹の森を開拓し巨大な結界を生み出す。その行為がどういった結果をもたらすかを考え無いままに。
世界に歪が生じ、両者の世界の境界線は揺らいで曖昧となった。
これはその影響が世界に齎(もた)らした歪と向かい合う1人の盲目の少女の物語。
全ての始まりは東京都八ツ森市で起きた過去の事件の一つ。
1994年に幼い兄妹が遭遇した事件。
兄の体は四散し、妹の両目はくりぬかれていた。
両目をくり抜かれた被害者の名前は「陽守芽衣(ひもり めい)」。
当時6歳の女の子である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-15 05:53:50
28886文字
会話率:46%