「就活とはウンコである」
大学4年生となり迎えた初夏、ほとんどの同級生が人生最期のバカンスを楽しむ中、想田ナナメは、未だ就職活動に悪戦苦闘していた。
このままどこからも内定を得ることができなければ、プー太郎待ったなし。肩書は職業不
詳となってしまう。
それは、【競争社会の申し子】【聖人君子】【眉目秀麗】を自称するナナメにとって、受け入れ難いもの。
だからこそ、今日も今日とてナナメは就活に勤しむのだが、そんな彼の前に現れたのは、学内で知らぬ者はいない才色兼備の持ち主、ーー無敵琥珀。
そして、無敵はナナメに告げるのだった。
「ヒーローとして、世界を滅亡の危機から救ってほしい」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:36:21
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