宝石を鎖骨の中心に宿して生まれてきた赤子はその普通ではあり得ない姿から、人々に"呪われし宝石姫"と恐れられ、城の奥深くに閉じ込められていた。
時が流れ少女へと成長した宝石姫・ルチアは、父である公爵の計らいで、婚約をする
ことになったのだが一度目の婚約は破棄に終わる。二度目の婚約は何としても、結婚まで漕ぎ着けなければと思っていたルチアだったが、はやくも大ピンチに見舞われてしまってーー。
これは一人のちっぽけな少女が、希望を掴む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-19 21:13:00
13310文字
会話率:25%