海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴
族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
※この作品は、私が以前書いた『外れ加護と呼ばれた空間術師』の改稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 18:10:00
180241文字
会話率:60%
俺は勇者の息子、やっと前歯が生えたばかりの生後1年と1か月。父親譲りの身体能力と、母親譲りの魔法の才能、そして前世の記憶持ちと、3つ揃ったチートな赤ちゃんだ。
将来が楽しみな俺だけど、今は赤ちゃん。両親が留守の間に運悪く魔物にさらわれて
しまった。
気づけば深い森の中に一人きり。
…帰りたい。ママに会いたい。
心細さに涙しつつ、俺はおうちを目指して動き出す。
まだ歩けないから、ハイハイで!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
10857文字
会話率:13%
最近流行りの少女小説に夢中になってる自称コアなファンである令嬢と、アザトカワイイ年下専属従者(仮)のある日の出来事。
プロローグ風な日常。
今後の二人の関係性の変化が気になる話。
※※
作品内の『少女小説の作者名』が出てくる日常を書いた
短編が他にもあります。
いつか繋がるかもしれないですが、今のところ特にリンクはありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 13:10:07
3343文字
会話率:26%
××××という国に、有名な帽子屋がある。
その帽子屋の帽子は、女性、男性、子供や老人……色々な世代の方々に親しまれててとても人気だ。
その帽子屋の特徴とは
・色とりどり
・頭皮にも優しい素材
・誰にも真似出来ない
・1000種類にも渡
るデザイン
こんな特徴で有名だ。
それと、その帽子屋の職人にも息子がいる。
まだ5歳という若さだ。この息子の将来が楽しみだ、と周りの方々がよく口にする。
その息子の名前は《マイク》。
彼は両親が大好きで、毎日幸せだと思っている。そしていつも元気だ。父の帽子を作っている所を見るのが1番の楽しみ……
だったのだが、突然、理由も話されず両親と離れ離れになってしまう。
離れ離れになった両親が恋しくて外で泣いていたら、話しかけられたのだ。誰かに。
誰か分からず、前を向くとそこには……
マイクの喜怒哀楽物語が、今、始まる──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 23:19:05
1798文字
会話率:19%