庵野監督怒りの寄稿文から幕を開けた2020年。早速新型コロナウイルス感染症の流行によってシン・エヴァンゲリオンを含め相次いでアニメ作品の制作中断や公開延期が発表されており、サブカル界過去最大のピンチを迎えている。こうした先行きが見えない今こ
そサブカル業界の革命思想が必要なのではないだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 21:37:59
5490文字
会話率:0%
ヴェラ・クリスティは病室のベッドの上で自分の不運を嘆いていた。不意に訪れた不幸にヴェラは自嘲して、破滅を受け入れようとする。
だが、ヴェラが独りではなかった。病室を訪れる誰一人として、破滅も挫折も許してくれない。
そして、感動の暇もな
く、祖母がロンドンへ出てきたリ、昔の恋人?が現れたり、熱狂的ファンのナースに変態女医に、ヴェラの病室はいつも騒がしい。
時を超えて再会した二人の恋の行方は? オーバーロードとの死闘の結末はいかに⁉
個性的な登場人物が織りなす、ミステリー風味の日常系コメディ奇譚
時々、名言も飛び出すウィスパー寄稿文店主の憂鬱 Ⅳ 4話目にして初の長編‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-25 20:13:54
81034文字
会話率:43%
最初に投稿された正真正銘の投書。没投書ファイルとして、保管されていたのだが、ひょんな切っ掛けから日の目を見ることになった。
それは、とある無人島で起こった殺人事件が記されていた。
フィクションか事実なのか。
物語はやがて、ロンド
ン警視庁のコールドケース課を巻き込んだ事態へと発展する。
ウィスパー寄稿文店主シリーズ、第3弾‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 01:14:59
21881文字
会話率:45%
レイチェル・ドアーが持ち帰ってくる経費の領収書は毎月毎月エマの頭を悩ませていた。
「ねぇ、レイチェル。この経費、もう少しどうにかならない?」
「無理」
ソファに寝っ転がりながら、即答するレイチェル
「即答しないでよっ!経費申請し
たら、毎回、『アイスココアとハニートーストってなんですか?』って経理から電話かかってくるんだからっ!」
「あはは、アイスココアとハニーとストもわっかんないなんて、経理もアホな子そろいだねぇ」
「そう言う意味じゃないっ‼何のために必要だったのかってことよっ!」
「そりゃ、カフェに居座るのに、何にも注文しないわけにいかないじゃん?エマは鬼ですか?私はそこまで鬼にはなれないかな~」
「なんで?今なんで私が鬼扱いされたの⁉別にカフェでなくても……図書館とかでなんとかならない?」
「ならない‼」
「もう、そこ自慢しないでよぉ」
「まぁまぁ、そのうち、私が伊達にアイスココアとハニートーストを飲み食いしてたんじゃないって、思い知る時がくるから。うんうん。きっとくるよ」
「本当かなぁ」
いつも通り、ちょろエマを丸め込んで、レイチェルはニカニカと笑う。
記事にできない金持ちのスキャンダルのストックはいくらかある。情事ネタや遺恨ネタはそう簡単に風化するものではないから、いざという時に大いに役に立つことだろう。
……主に、恐喝にとか…?
「うへぇ……」
レイチェルは、頬をポリポリと指で掻いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 20:09:45
9685文字
会話率:56%