東京で浮浪者暮らしをしていた鉄也は、祖母の訃報を知って、久方ぶりに中国地方の山中の村を目指す。ところがバス代をケチって徒歩で山越えを目指したために、道に迷い、挙句の果てはイノシシの捕獲用の檻に閉じ込められてしまう。無事に助け出され、しばし
祖母の村で暮らすことになるが、すぐに村の抱える問題に巻き込まれる。一つは、村おこしの一環でオープン間近のジビエレストラン、その美人シェフを巡る村の独身男たちの猛烈なさや当て合戦。もう一つが、村が直面する最重要課題の、増え続ける野生のイノシシやシカによる農産物への被害。害獣対策用の柵の管理を任されるなかで、鉄也は岩獅子と呼ばれる謎のオオイノシシが村の周辺に出没していることを知る。そして実際に目撃するのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-12 15:00:00
49493文字
会話率:20%
科学知識の大半を失った人類は、機械の代わりに、生物を利用するようになり、操獣士と呼ばれる者たちが様々な生物たちを操って生活に役立てていた。
一方で、進化を遂げた生物たちは同時に人類にとっての脅威ともなり、人類は日々害獣対策に追われていた
。
そんな中、幼馴染を死なせてしまった水沢海斗は罪の意識に耐え切れず、崖から身を投げ出して命を絶とうとするも、一頭の白いドラゴンに救われる。
ドラゴンの中から出てきた男は、操獣士養成学校の教官だと名乗り、行くあてもなかった海斗に入学を勧める。
成り行きで養成学校に入学することになった海斗が出会ったのは、かつて死んだ幼馴染にそっくりの少女だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-07 23:16:57
43574文字
会話率:24%