いわゆる"一流"とよばれる部類の大学に入学した"オレ"が、
塾講師として実は歳の差が少ししか離れていない高校生たちや同僚たちと繰り広げる
友情と恋の青春ヒューマンドラマ。
オレが働くことになった「多
摩ゼミ」には一つのルールがあった。
それは、「生徒に自分が学生であることを伝えてはいけない。恰好もスーツで来ること」。
生徒たちは意外に気付かないもので、オレもこの環境に慣れていきながら、
様々な生徒や同僚に接しつつ、ふるさとでの高校生活の記憶も織り交ぜながら、
生徒ともに成長していく。
美人な先輩講師といい雰囲気になったかと思ったら、
教え子の女子高生からもモーレツアタックをされたり、、
そんな中で、オレ自身は単なる理系バカだったりする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 11:13:25
110277文字
会話率:19%
倉坂伊織(芽の出ていない画家志望)は恋人の元村洋汰郎(大手金融会社のエリート)に質問を投げかけた。返ってきたのは、欲しかった答えではなかった。
「私、地元に帰ろうかと思っているんです。」
「つまり、別れたいのか。」
小さな部屋
に似合わないテーブルのコーヒーは冷めてしまった。
こんなに冷たくなるなんて、きっとこれは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 22:53:48
3726文字
会話率:55%