秋も終わりを迎えるある日、迷子になったこびとのこどもは、リンドウの花と出会いました。
寒い夜を花の根元で過ごしたこどもは、翌朝、ふたたび会う約束の証に、月のかけらをもらって帰ります。
けれど月のかけらは消えてしまい、約束は守られず、こびとの
こどもの胸にちくちくと痛むひっかき傷となって残っておりました。
エブリスタ、ノベルアップ+、アルファポリスにも投稿しています。
本作の無断転載、無断複製および無断翻訳を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-15 23:59:23
5448文字
会話率:42%
「この戦いから帰ってきたら聞いて欲しい話があります」--とリシェーラに言い残してディートリッヒは魔物討伐へと向かった。だが討伐から帰還したディートリッヒが彼女の元を訪れることはなかった。彼は彼女に何も告げずに城を去ったのだ。
最終更新:2018-02-22 18:00:00
27952文字
会話率:35%