21世紀でサラリーマンをやっていた俺は、気づけば三国志の世界に転生していた。
その転生(憑依)先は、呉の孫紹。
孫権の兄であり、”江東の小覇王”と呼ばれた孫策の、息子だった。
時は”赤壁の戦い”直前の、208年初頭。
ここから曹操を撃退した
孫権と劉備が、それぞれに国を構え、3国鼎立の状態になっていく。
しかし微妙な立場の孫紹は、戦局に関わる機会もなく、ただ歴史の中に埋もれてしまうのだ。
いいや、この胸にくすぶる思いを、諦めたりはしない。
志なかばで逝った孫策(オヤジ)の夢を、俺が継いでやろうじゃないか。
今、未来人の意志を宿した孫紹が、新たな歴史を作ろうと動きだす。
孫家3代の覇業に、刮目せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 08:00:00
174052文字
会話率:39%
21世紀の日本で、しがないサラリーマンをやっていた俺が、なぜか三国志の世界に転生していた。
そしてその転生(憑依?)先は、なんと孫策。
呉の初代皇帝 孫権の兄であり、”江東の小覇王”として名を馳せながらも、刺客に襲われて早世した英雄だ。
時
は父親の孫堅の死を知った直後。
まだ孫策が世に出る前であり、彼は数年後に江東を制覇するものの、志なかばで倒れていく。
い~や、こうなったら絶対に生き残って、その先の歴史を作ってやる。
そして美人の嫁さんと、末永くイチャイチャするんだ。
しかし三国志の群雄たちが、俺を放っておいてくれない。
ていうかやっぱり、曹操に勝つのって、無理じゃねえ?
はたして孫策の明日は、どっちだ?!
※本作の主な目的は、
・さほど三国志に詳しくない人にも、”孫策ってこんなことをしたんだ” ということを知ってもらいたい。
・孫呉ファン(筆者含む)に、あったかもしれない孫策のハッピーエンドをお届けしたい。
となりますので、そのつもりで楽しんでもらえれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 08:47:47
244645文字
会話率:36%