普通の男子中学生を装う永園春希。何を隠しているのかと言うと……。
魔法が使えること。
必死に魔法使いであることを隠しながら学校生活を送っていたある日、友人に一冊の本を薦められる。
その本は、祖父が書いたもので、自分達とそっくりな
人達が主人公だった。疑問に思いながら祖父に話を聞きに行く春希。
その話はなんと――時代を超える予言の話だった。
『五百年に一度、正義を殺そうとする者と正義を生かそうとする者が日を同じくして生まれん。やがてそれぞれの信念に基づき、戦うであろう。我ら永園一族、正義を生かそうとする者に味方をする為、魔法を伝えん』
やがて判明する、予言の二人。そして彼等はとうとう対決する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-24 17:00:00
35455文字
会話率:35%