自らの手で開発した魔法によって死亡した天才魔術士、イノセ・アグリアーノ。
彼は次なる人生を迎えることになったのだが、孤児院で育てられたイノセには生前の記憶がなぜか残っていた。かなり怪しい匂いがしたが、覚えてるのなら願ってもない話だ。
彼は生
前で身につけた魔法を全て取得できたのだが、進級と共に剣技修道院へ通う羽目に。
そこでイノセは知った、この世界は近距離攻撃がメインの世界だということを。魔法はあくまで武器にプラスして効力を与えるだけの概念。だからこそ、そこらの人間の魔法はあまりにも低次元過ぎる。
しかし、古くから郷に入っては郷に従えという言葉が存在する。
仕方なく、魔力武器召喚の儀式に参加するのだが、イノセが手にした武器は剣ではない近距離攻撃だった・・・!?
エリート学院の連中にも見下され、気分は最悪。
近距離攻撃の鍛錬を積み重ね、イノセはエリートたちに復讐する!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 23:34:02
5006文字
会話率:7%
目が覚めたら、そこは憧れの世界でした。(トンネルを抜けたら雪国の感じのノリで)
どうやら私は転生したようです。それも、私が大大大好きだった乙女ゲーム「一生を廻りて~貴方と生きたい~」の世界に!!ただ、その事は嬉しいんだけど、ひとつ問題が
……。なんとそのゲームは、攻略キャラが病みまくり&鬼畜な事で有名なのでした。
いいえ、それだけならまだ良かったのかもしれません……。私、そのゲームに登場する名家の令嬢「西園寺 凜」に転生したようなのです。
悪役にはなりたくないし、幸せを掴むため!!攻略キャラクター達やヒロインとは極力関わらずに死亡フラグを回避します!!
と、思ったけど流石にトラウマや暗い過去を持った攻略キャラを、そのままにするのは……。ということで、心が痛むために不穏な種は取り除いていこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-02 20:39:34
51981文字
会話率:33%
オニール・ガルフコーストは、国立魔術学院に通う、貴族の令嬢だ。
十五歳とは思えないほどの美貌を持ち、聡明で冷静。幼い頃から注目され続けた結果、無表情な少女に育つ。
他者と関わりあうことが苦手なオニールに、ついた通り名は「氷姫(こおりひめ)」
。
一方、貧乏田舎貴族の子息、ロイ・ファーニエは、目の前の雑草が食べられるのか否かしか興味がない。
必死に食糧難を生き抜くロイは、他人にかまっている暇などない。
他人に無関心、という点では同じだが、その内実は天と地の差。
似ているようで違う二人が出会い、利害の一致から「薬草部」を立ち上げる。
部室は校舎の一番すみっこ。
面した中庭は畑に改造。
「野菜は作るもの」「肉は狩るもの」という斬新な発想のロイに、オニールは衝撃と共に恋に落ちる。
『「氷姫」に全く興味がないロイ』に惚れている、オニールの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 16:43:37
4793文字
会話率:22%