酒に強いが、飲むとトマトになる性質を武器に営業活動に勤しむ私。出会った毛玉ちゃんをナンパしたら、「私がママ!?」
ひょんなことから異世界へと召喚されてしまった主人公が、使命や運命に翻弄されるわけでもなく、剣や魔法やチート能力を使うわけで
なく、子供たちとのんびり過ごしています。
主人公の覚悟が決まるまでと、営業モードに入った時は、若干、緊迫感ただよう場面もありますが……。
主人公が桁外れの酒豪な為、R15のタグは保険としてつけています。それ以外は全くもって健全ですので、指定年齢以下の方もお読みいただけます。
現在、もふもふ発動率低下中です。申し訳ありません。
リアルで多忙の為、しばらくの間、不定期更新になります。申し訳ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 08:00:00
262526文字
会話率:56%
―『人(ひと)』が亡(な)くなったら、
『動物(どうぶつ)』が死(し)んだら、
その『命(いのち)』は何処(どこ)へと向(む)かうのだろうか。
子供(こども)の頃(ころ)、誰(だれ)もが感(かん)じたであろう素朴(そぼく
)な『疑問(ぎもん)』。
それはまるで、足(あし)を踏(ふ)み入(い)れる事(こと)の出来(でき)ない、『深海(しんかい)』の領域(りょういき)。
どれだけ地(ち)を這(は)いずり手(て)を伸(の)ばしても、掴(つか)むことの出来(でき)ない『虚空(きょくう)』の世界(せかい)。
故(ゆえ)に人(ひと)は語(かた)る。
『嘘(うそ)』という名(な)の『希望(きぼう)』が詰(つ)まった、絵本(えほん)を片手(かたて)に。
「死(し)んだ『命(いのち)』は『お星様(ほしさま)』となり、空(そら)から『下界(げかい)』を見守(みまも)っている」、と。
―だが、とある五人(ごにん)の少年少女達(しょうねんしょうじょたち)は例外(れいがい)だった。
彼(かれ)らはとあるアクシデントによって、『下界(げかい)』に大事(だいじ)な忘(わす)れ物(もの)をしてしまった。
それ故(ゆえ)、彼(かれ)らは『お星様(ほしさま)』にはなれなかったのだ。
そんな彼(かれ)らの存在(そんざい)は、
まさに『深海(しんかい)』に沈(しず)んだ『嘘(うそ)』であり、『虚空(きょくう)』を彷徨(さまよ)う『幻(まぼろし)』。
だが、彼(かれ)らは確(たし)かに存在(そんざい)し、
我々(われわれ)の様(よう)に『今(いま)』を生(い)きている。
私(わたし)は胸(むね)を張(は)って語(かた)ろう。
彼(かれ)らもまた、『命(いのち)』を紡(つむ)ぐ、一(ひと)つの物語(ものがたり)の主人公(しゅじんこう)であると。
これは、そんな『お星様(ほしさま)』になれなかった彼(かれ)らの、
長(なが)くも短(みじか)い『人生(じんせい)』の物語(ものがたり)である―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 22:02:32
21051文字
会話率:22%