「ぼっ僕は、そっそなたとのこここ婚約を、はっはっ破棄しゅるっ!」
「そんなビビリ上がってどもりまくった野郎が何言ったって通りゃしねぇッつんだよ!」
「ひぃっ!?ごごごごめんなさいぃ!」
今日も今日とて皇太子アウレーリオが婚約者のコスタン
ツァに婚約破棄を仕掛け、そして敢えなく撃退されている。
皇太子はこの、口もガラも悪い婚約者が怖くて仕方ない。政略のためだと分かってはいても、怖いものは怖いのだ。
だが怖くて逆らえないせいで、睨まれ凄まれてしまうとすぐにヘタレて謝ってしまうのだ。
「これで、皇太子殿下の113連敗ですね」
「勝てないのになぜか人気になったどこぞの馬みたいですな」
それを見守る皇太子の護衛騎士と婚約者の専属侍女も呆れ気味。離れているのをいいことに、ボソボソと小声で“勝てない競走馬”に例えたりなんかしていた。
だがそんなある日、皇太子がついに婚約破棄を完遂するための“最終奥義”を伴って現れた!
皇太子の秘策とは?
その時婚約者の取った行動とは?
それによってもたらされた、意外すぎる結末とは?
実況の護衛騎士トゥーリオさんと解説の専属侍女エコーさんは、その全てを見ていた⸺!
◆久々にきちんと設定のある短編連載をお送りします。とはいえ2月に書き始めて一旦ボツにしていたもので、完成まで約9ヶ月かかった難産作品(爆)。一応形にはしましたが、ちょっと詰め込み過ぎな気もします(笑)。
◆作者の投稿作は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆全5話、約18000字。毎日1話ずつ更新します。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 19:00:00
16588文字
会話率:62%
婚約破棄と魅了魔法が出てきますが別にざまぁとかはないです。ざまぁっていうよりは自滅……自爆してる人はいる。
最終更新:2022-09-04 08:51:21
11403文字
会話率:33%
「トリシャ。おまえとの婚約を、破棄したい」
婚約者・ライナルトはよそに好きな女性ができたらしく、トリシャに婚約破棄を申し出た。
いきなりのことに驚くトリシャだが、彼女自身ライナルトに恋のときめきを感じられていなかった。
だが、ライナルト
が婚約破棄を申し出たのには、何か訳があるようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 18:00:00
10040文字
会話率:40%
顔も頭も平凡な第一王子は王位も婚約者も自分にもったいないと思っている。
彼女を幸せにして、かつ王位を賢い弟に譲るには――そうだ、婚約破棄だ!
最終更新:2021-01-07 11:03:38
5319文字
会話率:67%
アリーは幼馴染のジンと婚約している。結婚まで間近となったある日、アリーは何者かに身体を乗っ取られ、ジンの家に婚約破棄を申し出たことにされてしまった。半ば幽体離脱のように精神だけ身体から追い出されたアリーはジンの誤解を解き、身体を取り戻すた
めに奮闘する。(「アルファポリス」でも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 12:00:00
79281文字
会話率:28%
アクシグス公爵家のスティア・アクシグス公爵令嬢には完璧な執事がいた。
様々な技術をマスターしており、容姿も完璧な彼にはある秘密があった。
それは、彼には前世の記憶があり、この世界が前世の記憶で知っていた乙女ゲームの世界に似ていることと、お嬢
様は“悪役令嬢”自分は“攻略対象”であったということ。
前世の記憶を思い出した彼は決める。「お嬢様可愛いし、お嬢様を守ろう」と。これは、時に甘く、時々ほろ苦く、でも糖度が高めな二人の恋愛物語。・・・の予定。※転生者で攻略対象の執事と悪役顔だが中身は優しいお嬢様のイチャラブなストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 14:36:38
17149文字
会話率:24%