「いけない子にはお仕置が必要だな」
フェリックス・クリューガー騎士団長は目鼻の整った精悍な顔立ちで、令嬢たちからの人気も絶大だった。が、冷酷無情で感情が表に出ないので、いつしかフェリックスは令嬢達から遠巻きにされる存在になっていた。
そ
んな折、学者であるヨドーク・エスター辺境伯と共に密猟者を一掃せよと命が下り、辺境伯邸を訪れたフェリックス。
そこで出会ったのがヨドークの娘ラヴィア。
ラヴィアは少々おっちょこちょいで空気を読まない言動が多いが、その行動や言動でフェリックスは自身の感情の変化に気付いていく。
そんなフェリックスの気持ちなど知らないラヴィアは、相変わらずの言動ぶり。
お仕置と称してラヴィアに自分を知ってもらおうとするが……
心を持たないと噂される騎士と訳あり令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:15:17
26729文字
会話率:44%
「君を愛する事はない」
五分前に婚約した伯爵様が、富豪の娘ラヴィアに淡々と宣言した言葉。はぁ、そうなんですか、閣下。でも、どう考えてもおかしい。つらつらと、投げつけられる言葉はあまりにひどい言葉ばかりなのだけれど、どう考えても、どう見てもお
かしい。
この人、絶対私のこと好きだよね????
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 23:14:40
4427文字
会話率:24%
どこかの世界、どこかの国で一人の少女が恋をした、
身分不相応な恋に周囲からの祝福はなく、むしろ邪魔が多かった
それでも、それでも少女は諦めず、前を向き、恋する想いを伝えそれは成就する。
その小さくも偉大な奇跡はやがてまた小さくも最幸な
奇跡を呼ぶ。
奇跡は積み重なりいつしか奇跡でなくなった、幸せというものに名を変えて
雪という可愛らしい少女に姿を変えて……
短編で少し悲しい物語になってしまったので悲しさをなるべく排除したものを心がけています
注:コメディ要素多めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 22:00:00
48214文字
会話率:68%