「レオン、お前は有罪だ。反論の余地はない」
突然宣告された有罪判決によって、祓魔師(エクソシスト)のレオンは一方的に国外追放されてしまう。
レオンが追放された先は、ルージュ・デザライト。悪魔族の住処とよばれ、食うか食われるかの
弱肉強食の世界だ。
国で最強の祓魔師だったレオンは、襲いかかってくる悪魔族を倒し、魔物を食糧にして飢えを凌いでいた。
そこへ美女の上位悪魔、ベリアルがやってくる。縄張りを荒らした償いで、下僕になれと言われ、断ると怒り狂って襲いかかってきた。しかし、あっさり倒してしまう。
すると倒したベリアルから、下僕になるから助けてくれとお願いされる。契約して願いも叶えると言うのでOKしたら、思いきり懐かれてしまった。
これが大魔王への一歩だった。
一方、冤罪によってレオンを追い出した主犯のシュナイクは、レオンが抜けて大きく戦力ダウンし、悪魔族との戦いに苦戦していた。
シュナイクたちはジワジワと、最後には大きく没落していく。
そしてーーーー
「ていうか、俺ヴェルメリオには帰らないぞ」
「………………は? 何で?」
「大魔王に転職したから、祓魔師は副業なんだよ。それにな、正直、超高待遇すぎて、もう戻れない」
最強の祓魔師だけど、どこか抜けてるレオンと、超絶腹黒だけど、見た目は天使な双子の弟ノエルの無双物語。
第二章ブルトカール編から、ざまぁ要素のある話には、タイトルの横に*がつきます。
章が変わったので、新たな展開があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 16:15:15
187144文字
会話率:47%
スフェール王国王太子・ラゾールトには、悩みがあった。
それは、結婚して三年経つ妻にここ二年以上会えていないことだった――。
これは『不幸体質』の王子様と、秘密を抱えたそのお妃様がなんやかんやで一緒に家に帰る話。
本編は全六話です。
最終更新:2017-11-14 20:00:00
17998文字
会話率:17%