物悲し気な大学生、榊凪斗(サカキナギト)は自分が生きることに負い目を感じていた。
それでも与えられた命を前向きに捉え、恋人との天体観察へ出かける。
星降る夜に二人は愛を誓い合うが、恋人に帰り際のホームで線路に突き落とされた凪斗は、
彼女が「
行ってらっしゃい。」という言葉をいたずらな笑顔のまま発するのを目撃したまま
視界を闇に奪われたのだった。自らが流星となり、地球によく似た見知らぬ星に墜ちていく。
そこは、多様な種族が共存し、魔法や科学が入り乱れる異世界だった。
世界を転々とし、商品を売り歩くガーランド商業旅団に拾われた凪斗は、この世界を破滅に導こうとしている滅亡教団という宗教団体から身を守りながら、元の世界に帰るためにマタギノイノチと呼ばれる地点を目指す。
果たして凪斗は元の世界へ帰り、恋人の真意を確かめることはできるのだろうか・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 22:51:31
100939文字
会話率:28%
大学の屋上。
とあるゼミの先輩と後輩は、身を切るような寒さの中、星を見上げます。
後輩はいつもクールで綺麗な先輩に、あれこれ星座の話を振りますが、つれない態度は崩れません。
それでも必死に思いの丈をぶつける後輩。
先輩の答えは……?
『第
4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 23:45:53
1000文字
会話率:71%
天草東高校。この高校にはたくさんの部活がある。
サッカー部、野球部、ラグビー部、バレー部、卓球部の五つの運動部と
オカルト部、天体観察部、美術部の三つ。そして、最も人気の薄い部活が一つあった。
何の目的も持たない、何を目指しているわけ
でもない、無くても生きていける部活が……
――その部活は『来遊部』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 20:12:23
51883文字
会話率:48%