子爵令嬢のマリアは、幸せな家族に囲まれて暮らしていた。養子で本当の家族はおらず、病気で残り少ない命になっていた。その折、政略のため生贄として隣国の気狂い王子に嫁ぐために育てられた養子であることを知った。人を人とも思わない家族と故郷の者たちに
愛想を尽かし、すべての秘密(身内の不倫、変態行為のあれやこれや)を暴露する。だが、マリアが目を覚ましたときにはそこは王子のいる隣国だった。最後の女の意地で、王子にとにかく嫌がらせをして、殺される前にとっとと死んでやろうと思ったマリアだったが、なぜか王子と故郷の国を攻め落とすことになってしまった。ここからマリアの世界征服が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-17 02:28:04
2563文字
会話率:43%
二つの月が照らす荒野をラミアが行く。
歌うことが好きだったとある青年は、本来危険な魔物がいないはずの近郊の洞窟で魔王と出会い、命を落としてしまう。そこで人生終わりかと思いきや、魔王と同じラミアに転生して2度目の人生(魔生?)を送る事になって
しまった。
これは、世界平和を夢見る魔物ルナルナと、少し変わった従者が織り成す異世界道中記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-22 09:00:00
259308文字
会話率:28%