行き詰まった世界の行末を描いた新国家論
最終更新:2023-02-25 04:05:28
3926文字
会話率:4%
テクノロジーの発展により高度に最適化された未来社会。あらゆる社会問題や難病が解決された現代に発生した奇病「境界性夢遊症候群」
最初は繰り返す悪夢を見るだけだが徐々にその時間は長く内容は深くなっていき、ある一定の深度に達すると二度とその人物は
目を覚まさない。症状を克服し健常者として社会復帰する者も若干名存在するが、以前からは考えられない成果を出しながら浮世離れした発言が目立つこともあり、本当の意味で完治することはないと言われている。
曰く「自分はこことは異なる世界で数多の危機を救ってきた」など創作の話を平然としながら画期的な国家論を淡々と語る。誰もかしこも似通ったもので、それらに乗せられる勢力の多さに危機感を覚えられたのか、既得権者達からは非難のレベルを優に超える嫌がらせの数々が向けられることが多い。
しかしそれらを平然と受け止め、傷を負っても気にするでもないその在り様は常人には理解が及ばず、その存在は畏怖と敬意を込めサバイバーと呼ばれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 02:08:02
19641文字
会話率:21%
「Kの冒涜」のパラレルワールド作品。第二次世界大戦後、日本はジョウモン共和国、ヤヨイ民国、米国領ジャパン州に三分割される。独立国を名乗る軍事テロ集団「真日本帝国」が戦前の領土回復を目指す。一方、謎のオンライン作家、浦島桃子が、第二次大戦後、
日本列島と朝鮮半島が分断され、さらに朝鮮半島が南北二つの国に分断されるという小説を書く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 21:43:43
4912文字
会話率:13%
少年Kは真日本帝国の国家元首にして、同国のたった一人の軍隊だった。
電脳装置に意識を没入し、潜水艦、戦闘機、ロボットなどを一人で操縦し、在日米軍や日本政府に戦いを挑む。
真日本帝国は磯崎俊太郎を首相に独立国を主張するが、日本政府および
国連はテロ組織と認定。一方、『月刊 女性と政治』の編集記者、姉ヶ崎姫香はふとしたことからKと知り合い、徐々に彼の秘密に気づいていく。
作者渾身の近未来サイバーパンクSF。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-07 08:07:13
68883文字
会話率:24%