「命は大事にしなきゃ」「生きてればいいことあるよ」「生かされているっていう感謝がたりない」。そうだね、そんな当たり前のことが理解できない私は救いようのない出来損ないだね。だからもう、いいかな。
誰の言葉も聞かない少女の居場所は小説の中だけ
。でも、そこに【いた】のだ。少女が気付かなくとも。誰に知られずとも。
もしも人の生きる意味が、自分が創り出したものに出会うことだったら。
もしも人生の苦しさから逃げ込んだ先に、運命の出会いがあったら。
そんな願いを込めて。
願わくば、かつてのあの子に届きますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 16:53:56
2414文字
会話率:12%
エレシア・スタンシード公爵令嬢には、小さい頃から決められた婚約者がいた。王家のカルナード王太子の妃になる事が生まれた時から決められており、王太子妃、先行きの王妃にふさわしい教養、仕草、ダンス等、こなせるよう厳しい教育を公爵家内で受け、遊ぶ暇
もない生活を送っていた。
しかし、婚約者らしい交流は一切なく、さすがに学園に入ったら、婚約者として扱って貰えるだろう。交流も増えるだろうと思ったのだが、
「政略的に決められた相手と結婚はしてやるが、せめて傍に置くのは愛する女性にしたいものだ。まったく、顔を見るのも嫌な女だ。まぁ、王妃としての教育は優秀らしいから、せいぜい利用してやるさ。」
と言うカルナード王太子の悪口を聞いてしまう。
怒ったエレシアの取った行動とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 14:08:35
4746文字
会話率:43%
『命は大事だよ…』
神話の時代を生きた少女が、戦いに散っていく戦士たちを憂いて言ったこの言葉は、数多の時を超えて戦士を蝕む呪いとなった。
神話の時代から続く《不死戦争》
終わりのこないこの戦いに、突如現れた光の柱と記憶消失の少年。
この少年の出現を皮切りに、長い期間硬直状態であった《不死戦争》の戦局が少しずつ変化を見せ始めた。
終わらず、死ねず、苦しみが続くこの戦争に生きる戦士たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 18:00:00
23030文字
会話率:53%
事故による怪我で歩けなくなった主人公は弟に勧められ、とあるゲームを始める。しかしそのゲームは「リアルすぎる」ことが原因で引退者の絶えない超ハードなゲームだった。
最終更新:2019-02-28 20:00:00
1483文字
会話率:43%
大学進学の為に山梨県の富士山の麓の町に引っ越してきた青年和人(カズト)。
かれは地元の不動産屋で格安のお勧めの物件を勧められる。
学生の住むアパートにしては広い部屋の2LDK、しかも築3年の新築物件!
なのに家賃は敷金礼金無で格安の3749
円!(ちゅうと半端じゃん!)
事故物件かと訝しみながらも金額の安さにつられて引っ越すことに。
その契約書には2LDK地下D付きの文字が。
そこは霊峰富士の噴火を抑えるべく、選ばれた人間だけが済むことを許されたアパートだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 21:36:28
5040文字
会話率:30%