――あの日、世界は確かに終わったんだ。――
――俺はこいつを守り抜くことを約束したんだ。――
始まりはとても些細なことだった。
研究所から漏れ出したゾンビウィルスが世界中に広がり、世界は大きく変わり果ててしまった。
映画に出て来るよ
うなゾンビが人間の腹を裂き、食いちぎる光景......
あるところでは人間同士の裏切りで物資の奪い合いや殺し合いをする光景......
しかし、覚悟を決めてこんな世界で戦い続けている人たちがいた。
片思いで終わった恋をずっと引きずっている人、責任感に押しつぶされながらどうすればいいのか常に考えている人、ただゾンビが憎くて殺戮を繰り返す人......
様々なストーリーが混ざり合い、ついに終わった世界に光が差し込んだように見えた。
それが幻想なのか現実なのかは、まだ誰も知らないが......
様々な思いを胸に、人間はゾンビに歯向かう。
――たとえ転ぼうとも、あきらめることなく前に進み続ける彼らによる、ゾンビストーリー......――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 04:07:36
61041文字
会話率:28%
とある日の朝、世界はゾンビの叫び声と共に生まれ変わった。
かつて日常を過ごしていた人々は感染したゾンビに噛まれ、殺され、感染され......
ついに世界は終わりを告げるかに思われた。
だがしかし、人々から忌み嫌われた男が目を覚ます。
すべ
てを無くし、自暴自棄になっていたその男は、ニュースを読んで世界が終わったことを知る。
彼に浮かんだ顔は、恐怖でも、絶望でもなく......
――興奮だった。
男は銃と日本刀を手に取り、ゾンビであふれた世界に飛び出した。
これから彼は、嫌われ者からヒーローになる。
そのヒーローになるまでの、無双劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 12:56:34
29029文字
会話率:31%