グレイシア・クリスフォード、通称クリスは、連邦特別司法省特別司法官。法の番人であり、時には法を超越する者。
暇人と言われようが、税金泥棒と言われようが、連邦公務員の特別司法官である彼女が暇なのは平和な証拠。良いことなのだが……。
ある日、部
下のあげてきた報告から、その報告に疑問を持ち、捜査を指示する。
そしてそれは、二つの星系を巻き込んだ事件へと発展してゆく。
コロナウイルスが流行している時期に、この小説をアップするのはどうかなとも思いましたが、プロットを書き上げたのが流行が始まる前でしたし、最後まで書き終えましたので掲載することとしました。
pixivにも掲載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 20:00:00
248060文字
会話率:30%
ただ人は属する時空を選ぶことはできない。
ただ人は異なる時空を航(わた)ることはできない。
ただ人は時空の管理に関わってはならない。
そんな「常識」とやらがあるのなら、あたしがブチ壊す。
惑星・地球は日本国。首都・東京近郊で、両親が遺した築
30年の
木造2階建て家屋に独り暮らしするのが、このあたし、ヤナギ。
41歳、若干引き籠り。若くなくて、ごめんあそばせ。
この時点で、「主役はアウトだろ、おばさん、図々しいよ」と思っている
そこな10代の貴女(あなた)!あたしだって別に最初は出しゃばる気なんてこれっぽちもなかったわ。でも知らぬ間に、時空連盟の時空刑法に引っ掛かって、犯罪容疑者されてしまったのよ。銀髪銀目、身長2m近くの黒ずくめ大男に「時空連盟高等司法官です」と言われて、玄関先に立たれた時の恐怖といったら!少しは同情してほしい。そんなこんなで、自分のために闘わなければならなくなりました。
The 預言:<今から百年後、ごく普通の人々が「時空パスポート」を手に、異なる時空を旅するようになります>を実現するために!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 21:33:14
6564文字
会話率:16%