神戸の大学へ留学を果たす程に日本文化と日本語に堪能ではあったものの、台湾島の中華民国で生まれ育った馬秋桜にとって日本のバレンタインデーはやはり異文化であった。
台湾において情人節は新暦二月十四日と旧暦七月七日の年二回だが、日本で情人節に該当
するバレンタインデーは新暦の二月十四日だけ。
しかも男性が女性に任意のプレゼントを贈る西洋情人節とは違い、日本のバレンタインデーは女性がチョコレートを贈るとの事だ。
古人曰く、「郷に入っては郷に従え」。
この精神でボーイフレンドの日本人男性に贈る手作りチョコレートの調理に着手する馬秋桜だが、やはり故郷の味を隠し味に加えてみたくなり…
(本作品は、「バレンタインの恋物語企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 07:26:43
2407文字
会話率:31%
春期公式企画「春のチャレンジ2025」と本羽 香那様御主催の「一足先の春の詩歌企画」の参加作品として執筆致しましたN4756JZ「台南生え抜きの女子中学生達に出された俳句の宿題」という短編には、春の台湾をテーマにした三首の俳句が登場します。
この三首の俳句は、「台南生え抜きの女子中学生達に出された俳句の宿題」に登場する三人の台湾人女子中学生が宿題として詠んだという体裁なのですね。
この三首の俳句をAIに鑑賞&添削して貰いました。
(本作品は、本羽 香那様御主催の「一足先の春の詩歌企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 07:30:58
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会話率:6%
第二外国語として受講している日本語の授業で俳句を作る事になった台湾人の女子中学生達の悲喜劇を描いた御話です。
(本作は、本羽 香那様御主催の「一足先の春の詩歌企画」と春期公式企画「春のチャレンジ2025」の参加作品で御座います)
最終更新:2025-03-03 06:56:12
3478文字
会話率:26%