風邪を引いた皇女様。
普段は口調が厳しい者であったのだが、この日は何故か柔らかい口調となり、本当に伝えたいことを側仕えのディランに伝えようと試みます。
「好きだと伝えたいだけなのに全てが嫌味っぽくなってしまう可愛い皇女様」の続編です。
最終更新:2021-06-20 07:33:39
4423文字
会話率:42%
誰もが恐れる皇女様の側仕えの少年。
彼は日々皇女様に虐げられ、辛い日々を送っていた。城の中でも同情の視線を集める皇女様専属側仕えのディラン。
しかし、そんな彼には秘密があった。
「皇女様、好き!」
……実は、ディランの不遇な少年というのは、
全て演技。本当は皇女様のことが過剰に大好きな熱狂的信者だったのである。
加えて、皇女様もディランを大切に思っていた。
何故二人は周囲から誤解され続けているのか。それは、皇女様の言動が周囲からはとても酷い罵声にしか聞こえなかったからである。皇女様の言葉に込められた意味を正しく理解しているディラン、言葉遣いがキツくなってしまうことに苦悩する皇女様。
すれ違いがあるからこそ生み出される二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 12:00:31
11177文字
会話率:41%