第1章 仮面の男と和服の少女
いつもと違う角を曲がる。
路地を一本入るだけで古びた家屋が立ち並びその場所だけ時間が止まっている感覚に襲われる。
ふと前を見ると和服の子供がこちらを見ている。
こちらが気づいて微笑みかけると手招きをする少女、
それにつられついて行くと時代を遡るかの様に町の雰囲気が変わる。
少女に問いかける。
どこまで行くの?少女からの回答がない。走って駆け寄るにも一向に少女との距離が縮まらない事に気づく!
しばらく歩くと広い空き地にでる。
ベンチに座っている若いお面をかぶった若い子男性がこちらを見て近づいてくる。
やぁ!迷い子かい?男性は尋ねてくる。
この子について来たら、この広場につきまして。ちなみに此処はどこですが?〇〇町にこんな空き地あったんですね?
(お面男は言う此処は〇〇町ではないよ。ん〜とても難しい質問だね)
え?じゃここは??
(お面男)そう焦る必要はない!君は選ばれた!光栄な事だよ。
困惑する男性(何に選ばれた?光栄?)状況が読み込めない。
(お面男)すぐわかるよ!今日は元の世界におかえり。
お面男は指を鳴らす。
すると男の視界が暗転する、気づけばいつも見る交差点に立っていた!あの広場は?お面男は?少女は?選ばれた?
その事実だけが男に突きつけられた!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:44:49
529文字
会話率:0%
幼い頃の僕は、森の奥へと誘おうとする何者かの声を聞いていた。
最終更新:2018-06-22 21:00:00
8352文字
会話率:34%
※ネタバレを含みます。気になる方は読まないでください。
人に乗り移れる幽霊が殺人を犯す話。
一軒の古びた家屋には1組の男女がいた。
男は椅子に拘束されていて、女は男を捕らえた犯人である。
以下の箇条書きは要点。
・女は男を殺す予定
・女は男を好きだが、一方、男は女を知らない。
・女は幽霊。(肉体は他人の身体を拝借している)
・幽霊は魂が抜けた肉体に宿って操れる。
・女が男を殺す理由は恨みと独占欲。
・男は同性愛者。
・女は同性愛を嫌っている。
オチ。
男の魂は女性であった。
女と同じく男も幽霊に宿られた存在なのか、それとも生まれながらに女性の魂を有していたのかは読者の想像に任せる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-28 22:09:30
1995文字
会話率:38%
街路の裏道を抜けると古びた家屋が姿を見せる。
そこには不気味な老人が住んでいて、『記憶』を売り買いしているそうだ。
これはとある男の記憶の物語――――――
最終更新:2013-09-04 14:19:51
6623文字
会話率:40%
ボクは毎晩妹の為に小さな布団を敷く。無口な父と母。古びた家屋。妹想いの少年には、自分が忘れ去った過去があった。思い出してはいけない過去、考えてはいけない今……短編連載全2話です。
最終更新:2008-05-20 00:27:46
6559文字
会話率:11%