卒業パーティ―の日、幼馴染のアデライード・ド・アングラードが夢にまで見た婚約破棄シーンに遭遇した。
どうやらここ一年、悪役令嬢っぽいというだけでつけまわしていたカトリーヌ・マルグリット・カルマが関わっている様子。
アデライードは悪役ら
しき人物を見つけると観察するという趣味を持っているのだ。
勿論騒動に参加表明。
第二王子から婚約破棄されたご令嬢。それにまつわる第三王子の婚約者である令嬢について。第三王子の護衛の婚約者である令嬢について。財務大臣の息子の姉であるの令嬢について。聖女と言われていた令嬢について。
時に変装し、時に植え込みに隠れ、時に病に苦しむ私を伴って、カトリーヌを観察し続けたアデライードはそれぞれの出来事も目撃しているのだ。
この物語は、最高に楽しそうに語るアデライードに、振り回された私の物語である。
うん? ひょっとしたら私が見る主人公アデライードの物語かもしれない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 23:00:00
94926文字
会話率:29%
「悪役令嬢にならないか?」
ハンメルト侯爵家の娘であるリスティアは、ウォルグ第二王子に『悪役令嬢』に誘われた。それを引き受けたリスティアは、ウォルグの指導を受けながら立派な悪役令嬢を目指す。ヒロインは王太子アルヴィンの婚約者であるエリーサ。
卒業パーティ―までに、悪役令嬢の振舞を身に着けようとするリスティアであるが、彼女はあることに気づいてしまった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 06:18:37
19868文字
会話率:44%
婚約破棄。当事者はもとより、それに巻き込まれた者はたまったものではない。だがしかし、声を大にして言いたい「お前ら学園に何しに来ているんだ!?」「あと、そういうことは卒業してからやってくれ。クレームが学園側に来るんだよ!」ということで、王太子
が婚約者の公爵令嬢を学園の衆人環視の前でフッて、庶民出の聖女を自らの婚約者と高らかに発表する――という、はた迷惑な情報を得た学園側のドタバタと意外な解決方法の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 00:03:19
7820文字
会話率:49%