ヴァラグ男爵家の三女、ウルリカには前世の記憶がある。
しかし思い出せる内容はうっすらぼんやり日常的なものばかりでチートで文化革命などを行えそうにもないしやる気もない。
そんな中、幼馴染の母親が難病で亡くなってしまう。幼馴染のカレルを
慰めながらウルリカは思う、この世界の薬学はどこか勿体なくないか――。
前世も現世も薬の詳細なんか何も知らないけど、他とは少し違う価値観の記憶がウルリカにある。流れで婚約者になったカレルを撫でながら彼女は薬の研究に挑むことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 14:53:35
12165文字
会話率:15%
祖父「巽龍之介」の葬儀から一年が経過しようとしていた。
この一年は、色々な事があった。
一生一人だと思った俺に家族ができたこと。長年付き合いのある友人たちの秘密に触れたこと。そして、新しい出会いも含めて、神様たちと関わる生活は今まで生きてき
た人生から考えられないような出来事の数々だった。
さて、この話はそんな俺「巽夏彦」と一人の神様が贈った「恩返し」のその先にある物語。
「約束の三年間」を迎えて、実家に連れ戻された日辻彰則の後を追い、俺たちは辺境の温泉地「夕霧峡」へ向かうことになる。
もちろんだが、その旅行は一筋縄ではいかない。
夕霧峡の根本を担う「夜想」の使命。夕霧で作られた憑者神たちの末路。
夢の中で留まるように囁いてくる幸福な記憶の数々は、俺達が進むべき彰則さんへの道のりを大きく阻んでいく。
これは、神様からも忌み嫌われた土地で起きる「夢幻を操る憑者神」が見せる夢の物語
もう夢を見ることは叶わないと思っていた。
けれど僕は最後に自分が願った夢を見ることが叶うようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 23:31:28
167624文字
会話率:61%
元人殺しの青年が猫をかぶり、無口無表情無感動の書道家の少年に、お手伝いさんとしてこき使われる物語です。
何をしても反応がない少年に、めっちゃちょっかいをかけてます。
前半分ほのぼの日常、あと半分ドタバタっぽい感じ。
最終更新:2020-05-03 22:47:53
15427文字
会話率:28%
東京の大学に通う小野光(おのみつる)はコンビニへ夕飯の買い出しに行く途中異世界へと転移してしまった。異世界で出会った男ルーカスに気に入られ働くこととなった店は闇金融だった。金に厳しい男ルーカスと美人受付嬢エラ、元女傭兵のクレアが働く闇金融で
の仕事と日常の物語である。
※小説は基本、金融の仕事の話である「仕事編」とルーク金貸し店の店員達の日常である「日常編」を交互に書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-21 19:09:48
4580文字
会話率:44%