わたくしが辛抱すればいいの、ああ……なんと可哀想なお姫さま。意地悪な王妃に、寵姫だった実の母を病に追い込まれ、自身は王妃の娘にイジメられ……生まれ変わったら、幸せになりたい、そうお姫さまは、願ってました
が!
オーホホホホ!わたくしは馬の
おかけで生まれ変わりましたの!色々思い出しましてよ、生まれる前の『自分』の末期の想い、お母様のお言葉、そして封じ込めていた今のわたくしの心の内……そして目が覚めました。
『わたくしを突き飛ばした者と、馬丁をむち打ちの刑に処しなさい!』
お優しい姫様が、おつむりを打たれて変わられた……皆はそう言いました。おーほほほほ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 14:36:16
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会話率:47%