ミスティア・レイヴンフットは生まれたその瞬間から孤独だった。母は亡くなり、父には憎まれたせいだ。
その上、物心がつくころには誰からも虐げられ、にも関わらず死ぬことも病になることもない。
ミスティア、という霧のような、あるのかないのか分からな
いのに厄介、という意味の名前をつけられ、屋敷の敷地の隅、魔物の住む森の一番近くの小屋で寝起きし、使用人たちの下僕として朝から晩まで働いている。とっくに心は死に、意志は潰えていた。
そんなミスティアにも『授かりの日』は訪れる。この世界に住む人間には誰しもに訪れる、12歳で受ける儀式だ。
神の助言と呼ばれる『ステータス』『ジョブ』『スキル』を授かる日。
どんな身分のどんな境遇の子も、かならず神の目が届いて、教会に連れて行かずとも教会から迎えがくる。そう決まっているため、ミスティアも教会に連れていかれた。
そしてミスティアが授かったのは、灰色で他からは見えなくなっている『大聖女』というジョブと複数の今は使えないスキルだった。
いずれこの世の大聖女として君臨する一人の少女は、神の助言をきっかけに、広い世界で心と自由を取り戻す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 06:36:32
44896文字
会話率:25%
定番の転生かと思いきや、生まれる世界、種族、転生特典のうち2つはランダム!? 剣と魔法とステータスの世界を選んだはいいものの、え、ランダムで俺ダンジョンマスターに転生したんですか!? 転生特典(ランダム)の10,000DPを元手にダンジョン
を発展させよ! でもダンジョンボスにスライム選んじゃった……。
R15は一応 不定期投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 20:12:29
39152文字
会話率:26%
【忌み子】それは人間とは違う部位や身体能力を持った存在のことである。
ここは惑星ヨグ=ソトース。剣と魔法とステータスの世界。世には魔物が蔓延り、その魔物を統轄する王【魔王】が世界征服を目論む。これは、そんな世界に紛れ込んだ異世界の魂が赤ん
坊へと姿を変えた時に始まる1人の忌み子の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 12:00:00
73927文字
会話率:29%