中学三年・水瀬冬華は友人たちと共に海へ訪れるも、運悪く天候が崩れ荒れだした海の大波に呑まれてしまう。
何とか海面までたどり着くも、其処は冬華のいた海では無かった。
『どういうこと?』―――訳が分からず不安な中、彼女に怪物が襲い掛かった。次の
瞬間“サクラ色”の髪をした少年が冬華を助けた。
少年は手を差出しこう言った「大丈夫か」と。
本来、これがお伽話のようなものだったなら、冬華はその少年に一目ぼれした事だろう。しかし――――現実は違った。
「ぎゃあああ!!?オバケェエエ!?」情けなく悲鳴を上げる少年。彼は間違いなく冬華と“すり抜けた”彼女の手を見ていた。
こうして第一印象最悪な少年・ハルと冬華は出会った――――
“幽体”となってしまった女子中学生が異世界に転移し“オカルト”嫌いな見習い剣士と出会い、剣士育成学校で元の世界へ戻るため少年と共に成長していく物語!
はたして生まれるのは友情?それとも…恋愛感情?(…の予定です)
※念の為に残酷描写とR15のタグを付けさせていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-19 16:12:04
52430文字
会話率:43%
今年もクリスマスがやってくる。飾りつけも、ご馳走もないクリスマスが。生まれてからずっとそうだったわけではない。楽しみにしている時期もあった。ただ、あの事が起こってから、私は、私達はクリスマスに背を向けるようになった。
最終更新:2008-11-17 00:11:56
660文字
会話率:10%