地上種と地下種という大きく分けて2つの種族が生活する世界。
天からは光が一日中射し、”夜”とは呼べないほどの少しだけ光量が減る時間がある世界。
地上へ食料を求めて這い出す一部の地下種と、地下の遺物収集をする地上種との争いが絶えない世界。
地
上の民に力を授ける光の宝珠。この宝珠は天高い場所で輝く”太陽”の代わりを果たしている光の玉の力の源でもある。
地下の民に力を授ける闇の宝珠。地下深くに存在し、地上から遠いほど恩恵を受けられる。
この宝珠の力により力強い地下種は地上へ出てこない。その必要がないからだ。
そんな世界で光の宝珠を管理する”大聖堂”の司祭が冒険者たちに依頼を出した。
「闇の宝珠を持ち帰り、大聖堂へ持ってくるのだ!光の宝珠の力で浄化してしまおうではないか」
地下ダンジョンの過去の遺物収集がメインだった冒険者たちに別の目標が出来た。今度の目標は金でなく、名声を得られるものだ。
そんな新しい目標達成を目指した冒険者たちのお話。
闇の宝珠の浄化。それがもたらすものとは・・・この世界の謎の解明のきっかけになるのは間違いない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 12:46:43
187187文字
会話率:63%
「……ご臨終です」
九十二歳。自宅にて大往生であった。
親父の死。が、おれの胸に悲しみが押し寄せることはなかった。いや、その間がなかった。と、いうのも
『この度はご愁傷さまでした……ところでご葬儀のことなら我がプルプル教が葬儀場など
一手にお引き受けを――』
『天心教の者ですが――』
『神正会の――』
『法神宗がぜひに――』
『ビーシージーエル本部』
『光の宝珠団』
『バゴプパロトト連盟』
『大宇宙大福大神教』
『ホットアップルパイ教』
『神総真理教』
『全一教会』
『たんぽぽポカポカ教』
……と、あらゆる宗教団体から営業の電話がひっきりなしにかかってきたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 11:00:00
1471文字
会話率:66%
とある剣と魔法の世界。
女神アルディールより「光の宝珠」を賜り、その力によって繁栄する国、アルディール王国があった。
そして、アルディール王国には一つの伝説があった。
王国に大いなる危機が迫る時、女神が救世主を遣わしてその危機から救
って下さる、と。
クオン君、ジン、リュウ君と私の四人は高校の生徒会のメンバーだった。
けれどある日、私達は気が付くと全く見知らぬ世界に立っていた。
そして、目の前に現れた女性は、私達の事を救世主と呼んで――――
剣なんて持った事も無い。魔法なんて聞いた事すら無い。
そんな私達が急に不思議な力を与えられて、国のために戦えだなんて一体どうしたらいいの?
見知らぬ世界、頼りになるのは三人の同級生の男子達。
リーダーで皆のまとめ役のクオン君。
頭脳明晰でしっかり者、幼馴染で私の想い人でもあるジン。
いつでも元気でムードメーカーのリュウ君。
ついでに、金髪碧眼の王子様まで現れて――
私達はちゃんと元居た世界に帰れるのだろうか。
そして、私の恋の行方は―――― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 07:23:13
58508文字
会話率:33%