高校一年の俺、羽曳野翔鬼は、何でも完璧にこなすバイト先の美咲先輩に強い憧れを抱いている。そんな折、バイト先に強盗が現れた。憧れの先輩に危機が迫った時、俺は自らの能力を解き放ち、強盗を超セクシーに縛りあげた。何を隠そうこの俺は、江戸時代から代
々続く「縄師」の跡取りとして育てられた「縛りのエリート」なのだ。
しかし周りにバレれば「変態」のレッテルを貼られ白い目で見られるのは必須。駆けつけた警官と店長に犯人の惨状を見られてしまった。これは詰んだか…。そう思ったのだが、何故か先輩は縛ったのは自分だと俺をかばった。おまけにその日の帰り道、こんなことを呟いた。「私を、縛って欲しいのじゃ…」
後日、約束を果たすために落ちあったショッピングモールで衝撃の告白が。
先輩は神様だった。先輩の通う天原北高校は、日本中の「八百万の神々」が通う特殊な高校。そこで夏休みの間行われているのは、「生徒会選挙運動」。生徒会長には学校の決めごとに置いて全権を与えられる。先輩は生徒会長を目指していた。そのためには、選挙運動という名のバトルを制さなければならない。
「縄師」の力を借りれば能力を出せるという先輩。そんな先輩の力になりたい俺は、「選挙運動」という名の神々の超絶バトルに身を投じるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 00:09:55
18526文字
会話率:34%
竜崎(りゅうざき)勇人(ゆうと)は、中学二年の時に変な夢を見た。
化け物と戦う、おかしな夢。中二設定満載で、頭を抱えたくなるような夢だった。
勇人は、夢を忘れることにした。だというのに、高校二年の春にまた同じ夢を見た。
最悪の
スタート。せっかくの新しい季節、新しい学年、新しいクラスへの期待も、悪夢のせいでコナゴナだった。
しかし。
ただ一つのキーワード"竜(ドラゴン)"によって、勇人の高校生活が騒がしくなる。
二年の転入生に惚れられ、三年の生徒会長に頼られ、中学時代からの後輩には恨まれる。
今までにない大騒ぎの中、果たして勇人はどれだけの"竜(ドラゴン)"を落とすのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 10:35:29
27507文字
会話率:45%
引っ込み思案で本が大好きな真理は、放課後になると学校の図書室で静かな時間を過ごすのが日課。そんな真理は恋をしてみたいと思っているけれど、どうしたらいいのか分からない。そしてある日、高い位置にある本に手が届かずに困っていた真理へ声を掛けてきた
のは、密かに憧れていた生徒会長の佐川だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-16 16:03:11
15739文字
会話率:31%