※この作品には「黒人差別」の表現が出てきますが、黒人差別に限らず、どんな差別思想も肯定するものではございません。
雪がちらちらと降り注いでいる。この真っ暗な中、[カヤナ=ベル]という名前だった黒人の男はその冷たさを懐かしむ。
君に出会えてよ
かったと思う。これはきっと、愛すら超越した何かで、俺の原罪ごと洗い流すような、優しい温もりなのだろう。
許されるその日をいつまでだって待っている。待つのは、得意だからな。
「タロット絵師の物語帳」がカクヨムコン9に出ているので、それの宣伝も兼ねた短編小説となっております。これは行商人サファリ=ベルのたった一人の父親、カヤナ=ベルの生涯の物語と、夢。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 12:00:00
5755文字
会話率:33%
つまらない職場の忘年会に出た武。
彼女もいる訳でもなく、つまらない日常を送っていた彼に少しだけ灯る心の灯
恋の始まりをお楽しみ下さい。
最終更新:2020-02-05 23:38:48
1758文字
会話率:21%
颯斗が綾音と出会ったのは、綾音が十七歳、そして颯斗が十三歳の時。
三年経った今でも、綾音は颯斗のことを子どもとしか見てくれない。
――『あの時』から凍ってしまった彼女の時を溶かしたいと、どんなに彼が願っても。
屈託のない笑顔を見せながら
も人を愛することに臆病な綾音と、彼女を想いながらも一歩を踏み込むことのできない颯斗。
颯斗視点で物語が進みます。
※のべぷろ!(http://www.novepro.jp)にも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-17 20:00:37
153845文字
会話率:30%
氷の木々に侵食され、ゆっくりと滅びていく世界。
滅びた街にたったひとり残された人形のリルが出会ったのは、優しい温もりを持つ異国の青年・ヒース。
願いを叶えるという世界樹を目指すと、冗談のように語った彼は、「一緒に行こう」とリルの手をとった―
―。
自作のVOCALOID楽曲「ユグドラシル」のノベライズ。
サイト「蝶々結び」にも同内容の作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-16 20:00:00
16122文字
会話率:29%
『あの丘の上』遺された恋人のその後のその後です。
『大輪の花』を書いて、後でふと思いました。
花火、灯篭流し。やはり恋人の新たな決意の再確認…。
新しい人生を歩む人視点で再度書かせて頂きました。
最終更新:2014-05-24 01:05:07
766文字
会話率:5%