生粋の歴女高校生・森口蘭、彼女は熱烈な織田信長ファンであった。だが彼女は自らの将来への悩みに煩悶している時に不注意からトラックに轢かれてしまう。そして短い生涯を終えてしまう。
折しも、永禄8年の尾張葉栗郡蓮台に、織田信長の家臣・森可成の三男
として産まれた男子が居た。
幼名は蘭法師、別名を蘭丸と称し本称を成利とする。その名は『森蘭丸成利』
戦国三英傑の一番手の織田前右府信長の近習として活躍した美青年である。
史実を追うように育つ蘭丸であったが、元服を終え成利の名を授かった時、彼は己の魂の始まりを知る事となる。そしてそれは蘭丸と信長の波乱に満ちたドラマの幕開けだったのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-24 21:03:08
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