依巫、神の器、人柱。妹はそれに選ばれたのだという。その身に神を降ろしてしまえば、妹はもう神殿から出ることは叶わない。泣きじゃくる妹を胸にきつく抱いて、僕はこの村から逃げることを決意した。(4.宿主)
全球を巻き込んだ大戦が終結し、役目を終
えた機械兵器は一斉にスクラップにされることとなった。しかしわたしは特別な思い入れから、彼をなかなか政府に届け出ないでいた。(5.わたしの大型兵器)
どれも500〜900文字程度の、ちょっと不思議な短編集。様々な世界における様々な人の拠り所を描いたり描かなかったりする。童話風やファンタジーから現代物、近未来まで。
(SNSで公開していたものの再録。1日1話更新、ストックが尽きたら完結表示にします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:42:43
15304文字
会話率:15%
異界の瘴気が現世に漏れ出し五十余年。人類は滅びに瀕していた。
人類の命を繋ぎとめてきたのは、古より継がれる依巫(よりまし)と呼ばれる神の代理人。
ユウトとユズリハそしてアキミは、依巫を管理し続けてきた組織に拾われ、何も知らされぬままその候補
として育てられる。
新たな依巫に選ばれたユズリハ。ユウト達は変わりゆくユズリハを前に、依巫の真実を知る。
神の力をその身に宿したことで、人ではなくなりつつあるユズリハに、二人は苦悩する。
そしてユウトは、ユズリハが一部の人間のため、消耗品として使い潰される運命を拒絶した。人類の大敵である異界の存在と契約し、依巫を生むためのシステムを破壊したのだ。
そして、三年の月日が流れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-08 20:00:00
86100文字
会話率:28%
加地伊織は、夏休みを満喫中の高校2年生。
後先省みず実力省みず何にでも首を突っ込んで自爆する、というちょっと困った性格が災い?して、ひょんなことから綺麗なお姉さんキャラや可愛い?妹キャラと一緒にイギリス旅行に出かける事に! これまでの暗くて
寂しいモブキャラ人生から一転、華やかなリア充生活の始まりか!! …ってそんな訳無いよな。
(13話完結、「妖精のカケラ」に続く)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-01 06:11:29
46209文字
会話率:54%
卒業間近の中学3年生、永山雪羽〈ながやま ゆきは〉は追い詰められていた。校舎の屋上から落ちた瞬間、異世界に召喚された。神の器である依巫〈よりまし〉にされるはずが失格とされ……「今すぐに帰らないと、就職がっ!」雪羽は元の世界に帰れるのか?本人
の意思とは関係なく、巻き込まれて……
注1)作者にとって初めての小説です。 注2)拙い文章だと思われます。 注3)試験的かつ思いつきで書いています。読んでて書いてみたくなりました。 ※それでも読んで下さる方のみ、お進み下さい。ヒマ潰しになれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-02 01:12:46
119313文字
会話率:17%
空想西暦3590年 誠光37年。
最新技術とコンピューターに埋もれた現代社会の中で、神選組は“誠の心”を宿していた。
科学が進歩した世界では信用されることはあまりない“依巫”の力を使い、彼らは帝都を駆け回っていた。
そんなある日、神選組三番
組組長である斎藤郁は、管狐に襲われている少女を保護した。少女の名は狐神狐依。
狐依は記憶喪失であったが、彼女は妖怪が見える者だった。
彼女を神選組で保護することになってから、帝都は静かに動き出す。
活発化する浪士と妖怪。
はたして狐依の正体とは?そして、神選組の行く末とは――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-05 17:25:15
78145文字
会話率:41%