【一行紹介】割とモテる幼馴染がジャックオーチャレンジしてたので止めた話
【本文抜粋】
日常の中で突如起きる非日常は人生をおいしく楽しむためのスパイス、と誰かが言った。いや、CMだっけ?
まあ、とにかく、この言葉には賛成だ。誰だって、平穏と
刺激という相反するものを求めてる。
分かる。俺も、恋愛がしたければ、部活で活躍もしたい。楽しく生きたい。
非日常。いつもと違う世界。それを俺も求めている。
そして、そういうのはいつだって突然だ。
『たすけて』
さっき別れたばかりの幼馴染から入ったメッセージ。平仮名で句読点もなく送られてきたメッセージ。弾かれたように俺は自分の部屋を飛び出す。階段を飛び降りるように下り、家を出る。
心臓が高鳴る。これは恐怖か興奮か。チャイムを鳴らす。慌てて、アイツのお母さんが現れる。酷く狼狽している。俺は、階段を駆け上がる。部屋の場所は分かる。勝手知ったる幼馴染の家だ。
ノックもせず、ドアを開ける!
「仁ちゃん!」
日常の中に突如起きる非日常は人生のスパイスだ。けれど、これはスパイスと言えるのか。
俺が見た非日常。それは、俺の幼馴染が、下半身は大きく開脚をしながら立ったまま、上半身は寝そべるように地面すれすれ、腕を顎の付近で組んでいる、そう、一部で話題のあのポーズだ。
俺の幼馴染がジャックオーチャレンジしてた。
「何してんの?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 16:04:26
3495文字
会話率:48%