「エリちゃんがさ、秀樹のこと好きみたいなんだけど」
冬も近づいてきた11月のある夜のこと。そろそろ寝ようと布団でぬくぬくしていた俺、中野秀樹(なかのひでき)に仲の良い女友達からそんな電話がかかってきた。彼女の言うエリちゃんとは同級生にして
幼馴染である二岡恵利(ふたおかえり)のこと。
なんでも彼女から俺が恵利のことを好きかどうか探って欲しいと言われた、らしい。
俺と恵利は小学校からの付き合いだ。内気で恥ずかしがりなところのある彼女のことを好ましく思っていたけど、彼女がどう思っているかを測りかねて、ずっと「仲の良いお友達」的な関係を抜けきれずにいる。
そんな彼女が俺のことを好いてくれている。普通なら大喜びでもしそうなものだけど、ふと、俺の中に悪戯心が湧いてしまった。
(決定的な返事をせず、彼女がどういう反応をするか楽しんでみたい、と)
冷静に考えれば、どうかしているとしか思えないのだけど、とにかく弄ってみたくなったのだから仕方がない。
というわけで、作ってきてくれたお弁当を褒め殺ししてみたり、それでいて彼女からの好意に知らんぷりをしてみたり。あるいは、デートに応じておきつつ、決定的な返事を保留する。そんな阿呆なことを一週間以上続けていたわけだけど。
「秀君。ここ最近の態度は一体全体どういうこと!?」
放課後の屋上、彼女からの呼び出しに応じてみれば怒気を孕んだ彼女からの問い詰め。
これは純情で可愛い幼馴染からの必死のアプローチを弄んだど阿呆な男の末路である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 10:15:16
7344文字
会話率:46%
とある日の昼下がり、俺は空いた想い人の席を奪い、彼女と喫茶店を訪れていた。
そんな日が行く日も続いたある時に、ふと問い掛けを一つ投げ掛ける。
彼奴の事、どう思ってるんだ?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御
座いません。
注意事項2
きっと恋だとも思ってないと思うんですよ。
これだけクソデカ感情向けながらも。
歪だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 18:09:00
895文字
会話率:37%
ミコとユキは一緒に育ってきた仲の良いお友達。
これからもずっと一緒。そうお互いに思っていた。ーーーーーわたしだけは。
SFと書いて少し不思議と読みます。直接的な描写はありませんが想起させる描写があります。人(だったもの)を食べちゃう描写
もあります。スプラッタではありません。現実にいない存在がほとんどです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 00:17:47
3253文字
会話率:10%
異世界恋愛にありがちな世界観でありながら恋愛の無いお話。
魔法要素があるけれどファンタジーと言う程でもなく、サスペンス要素がある気がするけど推理物というわけでもないジャンルがとてもわからない話。
本編五話。蛇足一話の計六話となっております。
憧れの令嬢に近づきたかった令嬢と、それを嫌う令嬢の仲の良いお友達にはなれなかった話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 14:00:00
47024文字
会話率:13%
”マリアのウィザード様”と再会を果たしたマリア。
過去の誤解も解け、これからは再び仲の良いお友達(?)になられると思うマリアだが
”人と神様との間”と言われるウィザード様はやっぱりちょっと”人”とは違うのかも?
恋愛に苦手意識のあるマリア
と
常識に苦手意識のある(?)ウィザード様との摩訶不思議なラブコメが始まるみたいです?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 18:19:35
249032文字
会話率:84%