皇太后の怒りも解けて、浣衣局から出た王青蘭は、再び皇太后府に軟禁されてしまった。同じ屋敷に住みながら長恭と顔も合わせられない青蘭は、長恭の居所に密かに忍び込んで、書冊を盗んでしまう。
やがて長恭は青蘭の存在を知るが、隠れて会うしかないのだっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 09:00:00
41875文字
会話率:39%
北斉の皇子である高長恭は、南朝の将軍である王琳の娘である王青蘭と知り合う。共に学ぶうちに長恭は青蘭に惹かれていくが、青蘭が女だと知らない長恭は、男に惹かれていく自分にとまどう。
上巳節の宴をきっかけに、長恭は偶然青蘭が女子である事を知る
が、二人の付き合いが青蘭の母親に知られることになり、その怒りを買ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 09:00:00
80328文字
会話率:34%
魏晋南北朝時代、北斉の皇子高長恭と梁の王琳将軍の令嬢王青蘭は、恋に落ち結ばれる。
残虐な文襄帝が崩御し、新帝高殷が即位した。ところが、漢人派と鮮卑族を中心とする勲貴派が、鋭く対立し斉の政局は混乱を極めた。
漢族の巨星である楊令公を倒す企てに
加わった高長恭は、ついに蘭陵郡王の爵位を得ることができた。皇太后婁氏の秘蔵っ子である高長恭と王妃になった王青蘭は、否応なく漢族と鮮卑族の対立に巻き込まれていくのだった。
長江流域に勢力を張っていた王琳将軍は、陳との決戦に大敗し、斉への亡命を決心する。亡命してきた王琳と青蘭はようやく対面し和解できるのだった。
やがて、高殷が廃され、高演が、新皇帝となる。しかし、高殷の復位を危惧する新帝高演は、密かに高殷の暗殺を狙うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 12:00:00
43884文字
会話率:36%