源義仲は、宇治川での敗走後、部下の今井兼平と、巴御前を伴って北陸へ落ち延びていた。
途中、巴御前に、討たれる直前まで女を伴っていては武士の恥である。そなたは落ち延びよと言って別れ、兼平と二人、鎌倉軍の追っ手を振り払いながら馬を走らせながら、
己の身に起きたことを振り返っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-13 10:40:34
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征け、武士(もののふ)共。
野心に満ちた男の駆け抜けた三十年間
平氏と名を連ねる武門・源氏の男子として誕生した源義仲(駒王丸)は、僅か1歳の時に父を失い、木曽へと落ち延びる。そこで今井兼平や巴たちと出会い、義仲は自分が生まれてきた意味を知
っていく。やがて、義仲は源氏再興を誓い挙兵する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-01 00:00:00
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