膝頭に顔ができた僕は、その顔と仲良く暮らす。
顔は、人面疽というらしい。
僕は、学校では、いじめられっ子。
膝の顔の彼は、飄々としてるけど、実は寂しい僕に気付く。
孤独感を癒してやろうと、顔を更に増やす。
膝頭、脇の下、股関節に顔ができ
た僕は、その顔達に名前を付ける。
膝頭はカシラ、脇の下はキノシタさん、股関節はカンくん、と名付ける。
僕は、顔達三人と、仲良く日々過ごす。
僕に対するいじめが止むが、他の人が新たにいじめのターゲットになる。
僕は、いじめから解放されたものの、いじめが続いていくのは堪らないので、首謀者を懲らしめることにする。
《今のいじめのターゲットの人》、《下級生の頃、クラスにいじめがあった先輩》の証言を得て、僕は、いじめの黒幕とラスボスをつきとめる。
顔達の協力を得て、僕は、黒幕とラスボスを懲らしめる。
黒幕とラスボスを ‥ いじめを先導した大人達を、(顔達に、自分の体をいじられながらも、)メンタルズタズタに懲らしめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 09:47:21
33992文字
会話率:34%
十和の回りを鬼火が浮かぶ。鬼火は十和にめがけて打ち付けてくる。それをスミスと名付けた十和。十和の戯れ言はスミスとの対話だった。
やがて十和の胸にライダーに轢かれた跡が宿る。夢に轢かれた胸は、やがてスミスが人面疽として映り込み、十和の胸をえぐ
っていく……
夢のような病に罹る少女を描く、短編ホラー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 13:06:35
22750文字
会話率:40%
僕の手を握って絶対に離さないと言ったような感じで僕にケーキを食べさせてくれる女の子。そして僕の膝の上に座って甘えてくる幼子。さらに後ろから抱き付いてくる面倒見の良い子。最後は僕の願いを叶えてくれるという袴姿の幼女。こいつらが僕の頭痛の種だ
った。――いや、一番の頭痛の種は僕に寄生しようとしている妹だな。
女の子の姿をした化物達に寄生された少年の悲喜劇をご堪能ください。
題名を寄生から変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 11:48:50
18483文字
会話率:36%
ストーカー男が死んだ。ようやく平和が訪れた。そう信じていた……。
最終更新:2013-02-21 13:07:19
2786文字
会話率:13%