昭和二〇年七月。海軍大分航空隊で、エンジン始動中の事故で死にかけた整備兵は除隊後、陸軍の最新鋭機「五式戦Ⅱ型」を入手してB二九迎撃を画策する。
後に大分大空襲と呼ばれる夜、五式戦は馬車道を滑走路代わりにして出撃、B二九を攻撃する。
最終更新:2015-07-04 00:55:47
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会話率:32%
松本三郎、小山達男、杉田千代子は幼馴染で、松本と小山は大空に憧れ、パイロットになってどちらが早く千代子を空に連れていくか競い合っていた。数年後、太平洋戦争が泥沼化していく中、「帝都上空に少数機で侵入するB-29を必ず撃墜しろ」という命令を戦
闘機パイロットとなった松本は受けて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-01 00:13:56
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会話率:57%