気付くと薄暗い廊下にいるスケルトンになっていた主人公。
何も覚えてないし、これから何をするかも分からない。取り合えずと、本能に任せて目の前に落ちていた骨を食べたことから、共食いの人生、というより骨生が始まっていく。
一方、世界では
、ダンジョンから産出される魔鉱の応用技術が次々と発明され、文明の進歩が目覚ましかった。だが、急激な発展に伴い、世界のあちこちで軋みが生じ始め、混沌が溢れ出そうとしていた。
魔物に宗教、銃に戦車に、夢を見たけりゃ酒に頼るしかないようなファンタジーの世界で、たった一体の骨の冒険が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 18:30:11
4892文字
会話率:17%
深い森の中で『彼』は目覚めた。身に纏うは黒衣、魂を宿すは白骨。『彼』は貫く。何者にも縛られぬ己の心を。『彼』は歩む。当てのない旅路を。妖樹の邪精を連れ立って、のらりくらりと彷徨い進む。気まぐれに、弱き少女を守り抜き、好かれ想われ慕われて、幻
想の世を、それでも孤独に生きてゆく。
※随時修正・加筆改訂中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-14 00:41:55
403231文字
会話率:33%