「どうせ皆死ぬのです」
澄凰財閥ご令嬢、澄凰夕鶴羽にとって生きる意味は無くなっていた。財閥は失墜し、両親は惨殺され、自分は他者から虐げられる。その上隕石衝突で人類滅亡? ご馳走なら様々楽しんできたが、こんな不幸のフルコースは初めてだ。こんな
世界で生に縋ってもどうしようもない。
しかし名家の不良娘、明導院千鶴はわたくしを欲した。
「死ぬんだったら暗い気持ちじゃなくて、人生満喫してから明るく逝こうぜ」
だからほんの気まぐれでもう少し生きてみる。早く死んでも遅く死んでも同じことだから。
死にゆく世界で千鶴はわたくしになにを見せてくれるのか。
お嬢様と不良娘による世紀末百合が今、終わりに向かって花開く。
※この作品はpixiv及びカクヨムでも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 18:04:58
22689文字
会話率:43%
世紀末百合マッチョです。
(ノベラにもある)
最終更新:2021-11-21 22:44:25
4213文字
会話率:51%