ある日、地球外知的生命からの信号が届いた。彼らは圧倒的な科学技術力を持っていたが、宇宙プラズマによって滅亡の危機に瀕していた。そして宇宙プラズマは、将来地球にも襲い掛かるという事実が知らされた。
宇宙プラズマに対抗できるのは、暗黒物質の
エネルギーだけ。滅亡を避けられないと悟った彼らは、人類に未来を託し、暗黒物質の採掘方法を教えてくれた。そのカギとなるのは原子番号79の元素、金だった。
金の製錬技術者である僕は、人類の命運をかけた実験に取り組むことになった。宇宙人の超科学の力を借りて、はたして人類は宇宙プラズマに対抗できるのか。
多様な元素から構成される太陽系。その当たり前のことが、実は価値あることだったら?その可能性の一つを描いた人類の成長ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 14:43:35
9897文字
会話率:56%
現在の日本が抱えている、“今そこにある危機”を題材にして、スケールの大きな話を書いてみました。バリトン・J・ベイリーやバローズの様な、ワイドスクリーン・バロックな手法で、映画みたいな大迫力のイメージを掻き立て、トム・クランシー
やマイケル・
クライトンが書く、“テクノ・スリラー”で扱うテーマを、ハチャハチャSFの横田順彌のテイストで書いてみました。少しでも内容を話してしまうと全てネタバレになってしまうので、詳しくはお伝え出来ませんが、必ず満足していただけるはずの問題作のはずです!(笑) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 16:47:07
33838文字
会話率:38%
あるとき「ぼく」は少年で、あるとき「ぼく」は女子高生で、あるとき「ぼく」は素粒子だった。宇宙全体の原子核が崩壊し、物質が物質ではなくなったときに、素粒子は二人のヒューマンを見る。彼らはまるでワイドスクリーンに映し出された映像のように、崩壊
した宇宙のなかで自由に動いた。彼らは他の宇宙からやってきたのだ――。スペースパンクでサイバーオペラ。とてもちいさな宇宙の話。【あなたのSFコンテスト参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-03 21:24:29
22696文字
会話率:35%
虚構における集合的無意識すなわち各作品の根底に存在する共通項それを〈語り部〉とするならまさしくナラティブの主体そのものであり隠れようとする原罪の権化ではないだろうか主人公はいま作者はいまこの〈語り部〉という存在に打ち勝ち意識の範疇つまり作
品という枠におさめる必要があるのではなかろうかここに生まれるテクストはその未完成段階の保存された足跡であるワイドスクリーンバロックが時空を駆け巡るのに対しこれはクロスオーバーならぬクロスアンダーいうなれば虚構に対する主観を駆け巡る甘い断続の叙述なのである。
※個人サイト「埃城」に重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-06 14:05:41
13983文字
会話率:29%